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— 山崎行太郎の毒蛇山荘日記 (@yamazakikoutaro) 2019年3月4日
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「桐野利秋」抜きに西郷は語れない(4)。
( 『 小説・南洲伝』断片的 草稿より )
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西郷の戦争の仕方には、大きな特徴があった。それは、最後まで追い詰めないことだった。大部隊を率いて 、敵を取り囲み、追い詰めるが、敵が白旗をあげると最後は話し合いに持ち込む。
大久保や、弟の西郷従道、従兄弟の大山巌、吉井友実、川村純義・・・等は、桐野利秋ほどには、西郷という人格を理解していなかった。彼等はは、上昇志向型の俗物だった。西郷も桐野も、そういう俗物を嫌悪していた。「南洲墓地」で、西郷のまわりに眠っている桐野利秋や村田新八、別府晋介、そして無名の少年兵士たちだけが、西郷という人格と精神を理解し、共有していたのだ。大久保利通は、西郷に遅れること一年後に石川藩士・島田七郎に虐殺され、そして川路利良は二年後に病死している。「 神殺し」の下手人として死んだのであろう。大久保利通も川路利良も、南洲墓地に眠るることはできない。どんなに西郷の「竹馬の友」であろうとも、住む世界も、死後の世界も異なる。
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— 山崎行太郎の毒蛇山荘日記 (@yamazakikoutaro) 2019年3月4日
もう既に、この頃から御用学者や御用作家が暗躍して、国民意識の洗脳工作に加担していたのである。そういう政府のプロパガンダに振り回されずに、冷静に事態を凝視していた人たちがいた。中江兆民や福沢諭吉、内村鑑三等など、最近では江藤淳や三島由紀夫など、
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— 山崎行太郎の毒蛇山荘日記 (@yamazakikoutaro) 2019年3月4日
後世にも名を残す一流の思想家や作家、宗教家たちである。彼等は、自分の頭で思考することの出来る人間だった。彼等は、世評やプロパガンダを相手にせず、西郷南洲の精神を称賛し、絶賛し続けた。
d1021.hatenadiary.jp
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後藤真「「デジタルアーカイブ」とアーカイブズ、そして歴史学を取り巻く現在と未来」『歴史学研究』974号を読む。歴史学系学会誌の多くが電子化公開されていないことが歴史学のディスアドバンテージという指摘、まさにその通り。
— ursus (@ursus21627082) 2019年3月2日
「厳密な査読を行い、学問的な手続きを踏んだ学会誌がWeb上に存在せず、発見されにくいという点において、歴史学の手法や思考の基本的な部分の説明が、不足しつつある状況にあると言わざるを得ない。」
— ursus (@ursus21627082) 2019年3月2日
「歴史学がその思考の方法と手段の厳密さを説明するという観点からも、質の高い論文のデジタルデータを公開する必要性は極めて高い。」
— ursus (@ursus21627082) 2019年3月2日
Microsoftですら「答はネットにあがってる」と宣伝打てると思い込んでいる時代に、実は歴史学系の重要な論文雑誌の大半はネット上では読めない、というのはめちゃくちゃ歴史学の拡散や維持の足枷になってるんよな。 pic.twitter.com/VZVe4Q1U9e
— ursus (@ursus21627082) 2019年3月2日
我々は同業者と「学生はネットで読める論文しか読まない」と良く話すし、それは一面その学生の怠慢でもあるんだけど、そら大学図書館を使える大学生にすらアクセス性でどんどん遠い存在と化してる歴史学という側面は本当に改善しないとなと思う。そして提言もしてるがまぁ無視されている。
— ursus (@ursus21627082) 2019年3月2日
法制史学の重要性を世間に向けてアピールし関心と理解を喚起することは、もとより必要なことでしょう。学問研究は、本来は研究それ自体を目的になされるのかもしれませんが、単に暇つぶしの好古趣味であるかのように思われては、生存領域がどんどん狭められ絶滅の道を歩むことになりかねません。かといって、即時の実用性や新奇性を求められるままにその場しのぎの対応を繰り返してばかりいては、地味な基礎研究が痩せ細り、長期的により大きな危険を冒すことになります。
今何よりも大切なのは、基礎的な営為を枉げることなく保つことでしょう。世界が大きな変革期にさしかかっている今だからこそ、従前自明とされていたことがらを基礎に遡って問い直し捉え直す研究は、いっそう重要な意味を持つはずです。法学と歴史学に基礎を置く法制史学のディシプリンの根幹を強く意識し、しかし狭い専門領域に引き籠り孤立するのではなく、関連諸分野との緊張関係を意識的に保つことによって、学問分野としての存立を鋭く磨き上げることが、今我々にできること、なすべきことに他なりません。
【入荷しました!🙆♀️】
— 早大生協戸山店 (戸山くん) (@wcoopbuncan06) 2019年3月4日
『近代人文学はいかに形成されたか―学知・翻訳・蔵書』
「人文学の形成過程に改めて目を向けた時、起源論に収まることのない、新たな知の創造の瞬間を垣間見ることができる。」#きょう本 pic.twitter.com/dhZd9eimKJ