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終戦から69年 全国戦没者追悼式 NHKニュース

式典には全国の遺族の代表などおよそ6000人が参列しました。
天皇皇后両陛下が菊の花で飾られた式壇に着かれたあと、安倍総理大臣が「戦没者の皆様の貴い犠牲の上に今、私たちが享受する平和と繁栄があります。そのことを片時たりとも忘れません。歴史に謙虚に向き合いその教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代、そして明日(あす)を生きる世代のために国の未来を切り拓いてまいります」と式辞を述べました。
そして、正午の時報とともに、参列者全員で1分間の黙とうをささげました。
続いて天皇陛下が「さきの大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」とおことばを述べられました。
終戦から69年を迎え、遺族の高齢化は一層進み、参列した遺族のおよそ8割が70歳以上となっています。
最年長の参列者で、神奈川県相模原市に住む100歳の難波いそさんは、終戦の半年前に夫の壽一さんをフィリピンのルソン島の戦闘で亡くしました。
難波さんは、「戦時中は空襲がひどくて友達も皆亡くなり、100歳まで生きてこられるとは思いませんでした。これからもずっと平和が続いてほしいと思います」と話していました。
また、最年少の参列者で、鹿児島県奄美市に住む7歳の福田鈴さんは、曽祖父の重岡秀彦さんが終戦の翌年に満州で亡くなりました。
福田さんは、「1人寂しく中国で亡くなったひいおじいさんがかわいそうです。戦争は怖いので、しないでほしいです」と話していました。
式典ではこのあと参列者が式壇に菊の花を手向けて、戦争で亡くなったおよそ310万人の霊を慰めます。

全国戦没者追悼式、天皇陛下お言葉全文 - MSN産経ニュース

 本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。


 終戦以来既に六十九年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。


 ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。