国連の安全保障理事会は１日、急きょ報道機関向けの声明を発表し、「後藤健二さんが殺害されたとみられることを遺憾に思い、残虐かつ卑劣な殺害を強く非難する。『イスラム国』の残虐性を改めて示すものだ」と、強く非難しました。
そして、「加害者が処罰されるよう、すべての国に対し、国際法と安保理決議に基づいて日本や関係する機関に協力するよう求める」として、国連加盟国に対して日本に協力するよう求めています。
そのうえで、「『イスラム国』による蛮行は、われわれを萎縮させるどころか、過激派組織と戦う決意をより強固なものにした。われわれはあらゆる手段を用いてテロの脅威と闘う必要性を改めて確認した」として、国際社会が結束してテロとの戦いを進めるよう改めて呼びかけています。
安保理は去年、「イスラム国」の根絶に向け国際社会の協力を求める決議を全会一致で採択していて、「イスラム国」が人質を殺害するたびに厳しく非難する声明を出しています。
