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nekozuki 脱原発に一票

原発事故を起こしてないのに脱原発を決定したドイツ。
ドイツのメディアからの質問「なぜ再稼動するのですか」の問いに対する安倍の答えは馬鹿の一つ覚え

林信長

"ドイツが東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発を決めたことも強調するなど日本との“崩せない壁”をにじませ、ドライな日独関係を印象づけた。"

  • >メルケル氏は旧東ドイツの物理学者でスーパーインテリ。脱原発はあの日本でさえ事故を避けられない、という冷徹な分析。決して感情論ではない。

林信長

日本のモノづくりや技術の高さを知る人ほど、あの原発事故の原因(地震で無数にある小さな管の一つがずれて、排水ポンプが動かなかった)を知れば、原発地震が多い日本では、事故が起きた時の被害の大きさから技術的に危険性が高すぎる、とわかるはず。事故前と比べて危険性評価は劇的に上がった。

林信長

原発技術はサーバ技術と同じ。サーバ室のクーラ故障して、万が一グーグルのサーバーが落ちても、データのバックアップがあれば問題ない。でも原発事故で失われる物はバックアップがきかない。原発は発電システムはシンプルだが、周りを囲む事故対応のシステムは複雑なシステムにならざるをえない。

林信長

大きな事故を何重にも防ごうとすれば、むしろ防ぐシステムが複雑になり、そこにセキュリティホールができる。これは安全技術のパラドックスで避けらない。つまり、本当に危険なものはやはり二次的な安全技術では扱えない。原発自体が安全にならない限り、すくなくとも日本では原発を扱うべきではない。

林信長

安全装置が何重にもなってるから安全、という論を展開する人は安全技術の怖さをわかってない。むしろ、何重にもなっている複雑な安全技術の方が人為的、もしくは突発的な事故のリスクをモロに受けるから危険。

林信長

原発に対する最終的な安全保障は、危険性をみとめて、事故が起きた場合の補償をコストとして算入し備えること。周辺住民の完全なリスク意識と合意が必要。ドイツが脱原発に動いているのは、そんな政治的合意はドイツ人には不可能と判断したんだと思う。日本なら可能だろうか?

林信長

国や事業当事者は住民を大衆扱いし平気で危険情報を隠す、そして地方の住民には自分たちの生活リスクを決める政治制度は整備されてない。そんな日本は原発技術うんぬんの前に、まず政治技術が米やドイツに比べて遥かに未熟。原発がどうしても必要なら、まずこの本末転倒をなおさないと。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080206#1202257618