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イギリスの大衆紙サンは、9日付けの紙面で、匿名の情報源の話として、エリザベス女王が5年前、当時の副首相らとの昼食の席で「EUは間違った方向に進んでいる」と発言したなどとする記事を掲載し、女王がイギリスのEUからの離脱を支持していると大見出しで伝えました。
これに対しイギリス王室は、「女王は政治的に中立だ。いい加減な報道だ」とのコメントを出して報道を否定するとともに、新聞への苦情を受け付ける組織に申し立てを行う異例の対応を取りました。
大衆紙サンは、EUに懐疑的な論調で知られ、当時の副首相は公共放送BBCに対し、「そのような会話は思い出せない」としたうえで「女王を国民投票の議論に巻き込もうとしている」と述べ、EUからの離脱支持派のキャンペーンだと批判しています。
イギリスのEUからの離脱の賛否を巡っては、ことし6月に国民投票が行われますが、女王は去年、ドイツを訪問した際「ヨーロッパの分裂は危険だ」と述べたとして、EU残留を支持しているのではないかとの見方も出ています。