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中国の王毅外相は26日、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票について、英国自身が判断することだが中国としては、強い欧州が世界経済に貢献することを望むと表明した。


外交筋によると、中国政府は以前から、自由貿易を支持する英国がEUを離脱し、米国に対する重要な対抗勢力が弱体化することに懸念を示してきた。英国に対しては、中国とEU間での自由貿易協定を推進してくれるよう望んでいる。


王外相は記者会見で、9月4―5日に中国・杭州で開かれるG20首脳会議について話した。同国としては他国の国際関係に干渉しないとし「英国の方向性は英国の国民が決めるべきだ。中国は無論、英国民の判断を尊重する」と述べた。


他方で、欧州の統合プロセスが進むことを期待していると表明。「EUがさらに協力関係を強め、EUをより強く安定的なものにし、世界の平和と成長に貢献することを願っている」と話した。


中国は通常、他国間の関係に言及することは少なく、間接的ではあるが、国民投票に触れた今回のケースはまれ。