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アパレル大手ワールド、大リストラの次の宿題は?|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン

 ワールドが取った施策は王道中の王道だ。同社の言葉を借りれば、「聖域無きコスト構造改革」。要は徹底的な無駄の排除である。これを15年度に一気に進めた。


 赤字の13ブランドを廃止し、不採算・低収益に陥った479店から撤退。店頭の販売スタッフを除く498人の希望退職も実施した。498人といえば、ワールドの全社員の実に4分の1以上に当たる。従業員の危機感はいやが上にも高まり、本部の経費でいえば出張費の見直しはもちろん、電話機1台に至る細かな削減にまで意識が及ぶようになったという。


 そして何より、「仕入れの抑制が一番効いている」と上山社長。例えばオリジナル品の商品化には原材料の調達から生産、物流、在庫の保管など、あらゆる面で手間とカネが掛かる。売れない物を作ることほど無駄なことはない。


 毎週金曜日に投資委員会を催し、業務推進部なる部を中心に各ブランドの型数や1型当たりの数量を綿密に調整。また定価での販売比率を増やすなどして利益を積んだ。