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昭和41年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(80)について、静岡地方裁判所は、おととし3月、DNA鑑定の結果などを基に再審を認める決定を出し、検察が抗告したことから、東京高等裁判所で審理が続いています。
弁護団は、事件から1年後の捜索で犯人のものとされる衣類が見つかったのは不自然だとして、事件直後に捜索に当たった元警察官2人を証人として呼ぶよう求めたのに対し、検察は「必要ない」と反論しています。
弁護団によりますと、8日、東京高裁で行われた協議で、裁判長は、元警察官の証人尋問は今の段階では必要ないという判断を示しました。
そのうえで、再審が認められる決め手となったDNA鑑定を検証する手続きが始まっていることから、その結果によっては改めて検討する考えも示したということです。
弁護団の小川秀世弁護士は「2人の元警察官は、犯人のものとされる衣類について、重要な事実を証言できる人だったので、裁判所の判断は非常に残念だ」と話していました。