天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議は30日、3回に分けて行ったヒアリングを終えました。16人の専門家のうち、退位に8人が賛成、5人が反対を明確に示しました。これまでの会議の議論をまとめています。https://t.co/SeDRRudTMK #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) 2016年11月30日
政府は30日、天皇陛下の退位を巡る有識者会議(座長・今井敬経団連名誉会長)の第5回会合を首相官邸で開いた。専門家を招いて実施する意見聴取の3回目で、5人の憲法学者のうち4人が退位を容認した。この日で予定した計16人の聞き取りを終えた。聴取の結果、退位について9人が条件付きも含む賛成・容認、7人が慎重・反対となった。容認派の中で5人は退位を一代限りとする特別法を支持した。
この日意見表明した高橋和之・東京大名誉教授は、特別法での退位は「憲法上可能だ」とする見解を表明。特別法について園部逸夫・元最高裁判事も「時間の制約がある中で意義がみられる」と賛同した。