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太平洋の島しょ国からは非難の声が上がっています。


このうち、南太平洋のソロモン諸島のソガバレ首相は22日、国連総会の一般討論演説で「太平洋に達する最近の北朝鮮弾道ミサイル発射実験は、島しょ国の人々に対する侮辱だ」と厳しく非難しました。


そのうえで、ソガバレ首相は、同じく一般討論演説に出席する北朝鮮のリ・ヨンホ外相が21日、記者団に太平洋上の水爆実験の可能性に言及したことを念頭に、「われわれは海の民だ。海は聖域であり、生活の糧を太平洋に依存しているわれわれは汚染があれば非難する」と述べてリ外相の発言は到底、受け入れられないという考えを強調しました。

アメリカのトランプ大統領が国連総会で行った演説で「場合によっては北朝鮮を完全に壊滅するほかなくなる」と述べたことについて、北朝鮮の友好国、キューバのロドリゲス外相は「核戦争につながりかねない」などと批判しました。


キューバのロドリゲス外相は22日、国連総会で演説を行い、トランプ大統領の発言について「2500万人が住む北朝鮮を完全に壊滅させるというアメリカの脅迫は核戦争につながりかねず、受け入れられない。この地域のみならず周辺国にとっても脅威となる」などと述べて批判しました。


一方、ロドリゲス外相は、アメリカについて、トランプ大統領キューバとの関係改善を図っていたオバマ前政権の政策を見直し、ことし6月にキューバ軍と関係がある企業との商取引を制限したことなどを念頭に「アメリカがキューバの主権を完全に尊重し対等な立場が前提となるなら、両国が抱える問題について協議を続けることはいとわない」と述べ、キューバとしては、アメリカとの話し合いを続ける意志があるとの立場を強調しました。


こうした中、ロシアのラブロフ外相は、国連総会が開かれているニューヨークの国連本部で22日、記者会見を開き、「核兵器による軍事的冒険は受け入れられない」と北朝鮮を批判したうえで、「熱くなった頭を冷やして、応酬を休止する必要がある」と述べて、アメリカと北朝鮮の双方に自制を求めました。


そのうえで、ラブロフ外相は「いかなる時も互いの提案について会って議論するほうが誰かを孤立させ、脅かすよりずっとよい」と述べて、ヨーロッパの中立国か国連の事務総長が米朝の仲介役になることも選択肢の1つだという考えを改めて示しました。


一方、国連総会の期間中に北朝鮮のリ・ヨンホ外相と会談するのかという記者団の質問には「予定していない」と述べて、北朝鮮に対して直接自制を働きかける機会はないと明らかにしました。