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北朝鮮の国営メディアは14日、モンゴルとの国交樹立から15日で70年になるのに合わせて、バトトルガ大統領からキム・ジョンウン委員長に祝電が送られたと伝えました。

この中で、バトトルガ大統領は「モンゴルと北朝鮮の先代の指導者は、両国の関係の強固な基礎を築いた。今後も共通の利益と地域の平和と安定に合致しながら、両国の関係が発展するものと確信している」としています。

そのうえで、過去、キム・イルソン(金日成)主席がモンゴルを訪問したことに言及して、「この機会にわが国を訪問することを希望する」としています。

キム委員長をめぐっては、アメリカのトランプ大統領との2回目の首脳会談や、早ければ年内の実現が見込まれている、初めてのロシア訪問に向けて調整が進んでいて、モンゴルとしては伝統的な友好国としてキム委員長に訪問を要請したものとみられます。

韓国と北朝鮮は15日、閣僚級会談を南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)の韓国側の施設で行い、先月の首脳会談で署名された「ピョンヤン共同宣言」の履行に向けて意見を交わしました。

会談には、韓国側からチョ・ミョンギュン(趙明均)統一相が、北朝鮮側から祖国平和統一委員会のリ・ソングォン委員長が出席し、終了後に共同報道文を発表しました。

それによりますと、南北をつなぐ鉄道と道路の整備や補修に向けた着工式を来月末から再来月上旬に行い、関連する追加の現地調査を今月下旬以降、共同で実施することで合意したということです。

ただ、南北はことし8月に、一部の区間で実際に列車を走らせての共同調査を計画しましたが、非武装地帯を管理する国連軍が許可しなかった経緯があり、事業の実施に向けて、国連軍の中心であるアメリカ側と今後、調整を進めるものと見られます。

また15日の会談では、再来年の東京オリンピックパラリンピックをはじめとする国際大会への南北合同チームでの出場や、2032年の夏のオリンピックの南北共同開催に向けた体育当局者の会談を、今月末ごろに行うことなどでも合意しました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/20180830/1535626565(南北鉄道の共同調査を国連軍が不許可 米の意向か)