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サウジアラビア人ジャーナリストで政府を厳しく批判してきたジャマル・カショギ氏は今月2日、滞在先のトルコでサウジアラビア総領事館を訪れたあと行方がわからなくなり、館内で殺害された疑惑が出ています。

トルコの捜査当局は、15日夜から16日早朝にかけてサウジアラビア側と合同で総領事館の内部を捜査したのに続き、16日夜から再び、総領事館内の捜査を行う見通しです。

外交特権がある総領事館の捜査は異例のことで、今回は隣にある総領事公邸の内部や車両も捜査される見通しだと伝えられています。

捜査について、トルコのエルドアン大統領は報道陣に対し、毒性の物質などの痕跡が隠蔽された可能性についても調べていることを明らかにしたうえで、「できるだけ早く納得できる成果が出ることを望む」と述べました。

また、トルコメディアは、疑惑が持たれているサウジアラビア総領事館の総領事が16日、本国に帰国するため、トルコを出国したと伝えました。

サウジアラビア政府は疑惑を否定してきましたが、アメリカの一部のメディアはサウジアラビア政府が関与を認める発表を準備していると報じていて、今後の出方が注目されています。

サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が、トルコにあるサウジアラビア総領事館で殺害された疑惑については、サウジアラビアムハンマド皇太子が関与した疑いが指摘されています。

これについて、アメリカのトランプ大統領は16日、ツイッターで、ムハンマド皇太子と電話で会談したことを明らかにしたうえで、「彼は総領事館で何があったか全く知らなかった」として、ムハンマド皇太子が関与を否定したと強調しました。

そのうえで、「もう捜査を始めたと言うのですぐに結果がわかるだろう」と投稿し、サウジアラビア政府がすぐに真相を明らかにするという見通しを示しました。

アメリカの複数のメディアは「サウジアラビア政府が『カショギ氏は何者かが尋問した際に誤って死亡させた』と説明する可能性がある」と報じるなど、これ以上、事態が悪化しないよう幕引きを図っているのではないかという見方を伝えています。

また、トランプ大統領もこれまで、「ならず者が関与した可能性がある」と述べるなど、サウジアラビアの王室をかばうような発言を繰り返し、武器の売却など経済的な結びつきが強いサウジアラビアとの関係悪化は避けたい思惑もうかがえます。

トランプ大統領は16日、ホワイトハウスでAP通信のインタビューに応じました。

サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジアラビア総領事館で殺害された疑惑について、「1週間以内にサウジアラビア政府が進めている捜査の結論が出る」という見通しを明らかにしました。

またサウジアラビアムハンマド皇太子が疑惑に関与した疑いも指摘されていますが、トランプ大統領「潔白を証明できない人を犯人だと決めつける考えは私は好きではない」と述べ、拙速な判断をするべきではないという考えを示しました。

この疑惑をめぐってはアメリカの複数のメディアは「『何者かがカショギ氏を尋問した際、誤って死亡させた』とサウジアラビア政府が説明する可能性がある」と報じるなど、サウジアラビア政府が幕引きを図っているのではないかという見方も伝えています。

一方、アメリカのポンペイ国務長官は、16日に訪れたサウジアラビアでサルマン国王やムハンマド皇太子らと会談したのに続き、17日はトルコを訪れて外相と会談する予定で、関係国と連携し真相究明を進める姿勢を強調しています。

サウジアラビア人ジャーナリストで政府を厳しく批判してきたジャマル・カショギ氏は今月2日、滞在先のトルコでサウジアラビア総領事館を訪れたあと行方がわからなくなり殺害されたのではないかという疑惑が出ています。

アメリカのポンペイ国務長官は、16日にサウジアラビアを訪れてサルマン国王や疑惑への関与が指摘されているムハンマド皇太子と会談したのに続いて、17日にトルコの首都アンカラを訪れエルドアン大統領と会談しました。

ポンペイオ長官は、トルコに向かう機内で報道陣に対し、サウジアラビア側から「誰であろうと関与した者には説明責任を果たさせる」との言及があったことを明らかにしました。

また、ポンペイオ長官はサウジアラビアと徹底した迅速な捜査が重要だという認識で一致していて、こうした内容をエルドアン大統領に伝えたものとみられます。

しかし、16日午後に予定されていた総領事館の内部の再捜査は急きょ中止され、サウジアラビア側の協力が得られなかったためと伝えられていて、真相の解明が進むのか注目されます。

サウジアラビアの首都リヤドでは今月23日から、ムハンマドの皇太子の主催で「砂漠のダボス会議」とも呼ばれる経済フォーラムが開かれる予定ですが、参加を取りやめる国際機関や企業の幹部が相次ぐ事態となっています。

欧米のメディアによりますと、参加を取りやめたのはIMF国際通貨基金のラガルド専務理事や、欧米の複数の金融機関のCEOなどで、その数は増え続けています。

一方、アメリカのムニューシン財務長官は依然として、出席の意向を示していますが、その動向に注目が集まっています。

また、フォーラムの運営面で協力するはずだったCNNやニューヨークタイムズなど欧米メディアは相次いで協賛を取りやめています。

サウジアラビア側は予定どおり開催すると強調していますが、企業関係者の間では開催を危ぶむ声も出始めています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/16/200240(ジャーナリスト殺害疑惑「サウジが関与認める方針」米報道)