中国スマホ製造大手「ファーウェイ」CFOをカナダで拘束 #nhk_news https://t.co/BxBzsdm6aE
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月6日
カナダの司法省の広報担当者が、NHKに明らかにしたところによりますと、今月1日カナダのバンクーバーで、ファーウェイのCFO=最高財務責任者の孟晩舟氏の身柄を拘束したということです。
理由について、広報担当者は、「アメリカの当局からの要請があったためだ」としていて、今月7日に釈放するかどうかの尋問が行われる予定だということです。ただ、容疑については、明らかにしていません。
地元メディアの報道によりますと孟氏は、ファーウェイの創業者でCEO=最高経営責任者の任正非氏の娘で、「アメリカのイランに対する制裁に違反した疑いが持たれている」と伝えています。
ファーウェイは、スマートフォンの製造で、アメリカのアップル、韓国のサムスンと並ぶ大手で、貿易などをめぐり対立が続くアメリカと中国の新たな火種となり、今の両国の通商交渉にも何らかの影響を与える可能性もありそうです。
ファーウェイのCFOの孟晩舟氏がカナダで身柄を拘束されたことについて、カナダの中国大使館はコメントを発表し、「カナダ、アメリカ両国のいかなる法律にも違反していない中国の公民を逮捕したことは重大な人権侵害であり、中国として断固とした反対と強い抗議を表明する」としています。そのうえでカナダとアメリカの両国に対して誤った措置を直ちに改め、孟氏の自由を回復するよう求めたとしています。
孟晩舟氏が拘束されたことについて「ファーウェイ」は、SNSの公式アカウント上でコメントを発表しました。
この中では、孟氏がカナダでのトランジットの際に、アメリカ政府の要請を受けたカナダの当局者によって拘束され、アメリカ側が孟氏の引き渡しを求めているとしています。また情報は非常に少なく、孟氏がどのような行為を働いたか全く把握していないとしています。
そのうえでファーウェイは「国連やアメリカ、EU=ヨーロッパ連合の輸出規制と制裁措置を含めたあらゆる法律を順守している」としています。
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/05/200240(イラン 原油の輸出半減し経済に打撃 米経済制裁1か月)