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ベルギーでは、正規の移住を柔軟に認めることなどを盛り込んだ国連の文書にミシェル首相が署名する方針を示したことに対して、移民受け入れに強硬に反対する右派政党が反発し、先週、連立政権から離脱しました。

これを受けてミシェル首相は18日、フィリップ国王に辞任を申し出ましたが、フィリップ国王は判断を保留して各党の幹部らと相次いで会談し、打開策を探っていました。

フィリップ国王は21日、ミシェル首相の辞任を認める一方、来年5月に予定される連邦議会選挙まで暫定的に首相にとどまるよう要請しました。

連邦議会で最大の議席を持つのは連立を離脱した右派政党で、残る連立の3党は150議席のうち、合わせて52議席しか持っておらず、政権の基盤は揺らいでいます。

さらに右派政党は、署名を実行したミシェル首相への批判を強めていて、政治が不安定化するのは避けられない情勢です。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/20/200302(ベルギー 連立政権崩壊で首相が辞意 国王が打開策探る事態に)