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大正7年生まれの中曽根康弘元総理大臣は27日、満100歳の誕生日を迎えたのに合わせてコメントを発表し、政治家として戦後日本の再建に尽くした、みずからの人生を振り返るとともに、一貫して訴えてきた憲法改正の実現に期待を示しました。


この中で、中曽根氏は「敗戦を機に政治の世界に身を投じた私が、日本の再興・再建のために国民とともに立ち上がり、働くことができたのは、この上ない喜びだ。時代の変遷に、100歳という自分の人生を重ね合わせれば、さまざまな思いの去来とともに、万感胸に迫るものがある」と、これまでの人生を振り返っています。


そして、「私は政治家になってから、一貫して憲法改正を訴えてきた。与野党を問わず、真に国民参加となる憲法の実現を目指し、国家の基本たるこの課題に真剣に取り組んでいくことを期待している。国の将来を見据え、現状を改革し、果敢に国の未来を切り開いていくことこそ、政治の要諦だ」として、憲法改正の実現に期待を示しています。


中曽根氏は、平成15年に政界を引退したあとも、新しい憲法の制定を目指す超党派の国会議員らで作る団体の会長を務めるなど、内政や外交をめぐって積極的な発言を続けてきています。


最近は自宅で過ごす時間が多いということですが、週に数回、事務所に出て国内外の有識者らと面会するなどしています。