キリスト教思想史の中で最も謎めいた重要人物として、偽ディオニシウス・アレオパギタがいます。パウロの直弟子の名を騙ったこの人物の著作群は中世思想に絶大な影響を及ぼしました。トマス・アクィナスとディオニシウスの関係を主題とした朝カル講座を来週日曜に開講します。https://t.co/yUGk8uF1Pn
— 山本芳久 (@201yos1) 2018年8月24日
偽ディオニュシオス・ホ・アレオパギテース - Wikipedia
人間の魂がいかにして神に至るかをディオニュシオスは終始問題にする。そしてその際決定的となるのが位階(ヒエラルキア)である。位階とは聖なる秩序であり、知識であり、活動である。位階は、到達の段階に応じて、神の姿に似たものになろうとし、神より注ぎ込まれた照明の段階(アナロギア)に応じつつ、神と類似のものに向かって高まってゆく。上の位階は下の位階に対して啓示となり、下の位階にある者は上の位階があることによって神の恵みを受け取ることができるという。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180823#1535021178
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180823#1535021179