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韓国大統領府の発表によりますと、トランプ大統領ムン・ジェイン大統領は、日本時間の4日夜、約50分間、電話で会談しました。


この中でムン大統領は、南北首脳会談の開催準備と完全な非核化を通じて、朝鮮半島に平和を定着させることなどを協議するため、5日に特使団を北朝鮮に派遣すると説明しました。


これに対して、トランプ大統領は「特使団がよい成果をあげることを心から望む。結果についても説明してほしい」と述べたということです。


また、トランプ大統領は、今月予定されている南北首脳会談についても、「ことし6月の米朝首脳会談の合意の履行と今後の対話のためにも、よい成果をあげることを心から望む」と述べたということで、非核化に向けた米朝の交渉が難航する中で、一連の南北間の対話が、現状の打開につながることに期待を示しました。


一方アメリカのホワイトハウスも4日、声明を出し、ムン大統領が
トランプ大統領に、特使団を北朝鮮に派遣すると説明し、結果をアメリカ側にも伝えると約束したとしています。


そのうえで両首脳は、今月、ニューヨークで開かれる国連総会の機会に会談することで合意したということです。


中国共産党は、党の序列3位で、全人代の栗戦書委員長が、習近平国家主席の特別代表として、今月8日から北朝鮮を訪問し、9日に行われる北朝鮮建国70年の式典に出席すると、4日夜に国営の新華社通信を通じて発表しました。


外交筋によりますと、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が、ことし3月から立て続けに3回、中国を訪問して伝統的な友好関係が復活したのを受けて、9日の式典に合わせて習主席が訪朝する方向で調整が進められていました。


しかし、北朝鮮の非核化をめぐる米朝の協議が難航する中、中朝関係の親密ぶりを印象づければ、非核化の遅れの責任を中国も問われかねず、貿易摩擦などで対立するアメリカとの関係にも、さらに影響を与えかねないことなどから、今の時期の訪朝は得策でないと判断したものとみられます。


栗委員長は、特別代表として共産党や政府の代表団を率いて訪朝するということで、キム委員長とも会談するものとみられます。