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日本とアメリカは先月、新たな通商協議を始めましたが、意見の隔たりが埋まらず大きく進展していません。


トランプ大統領は日本との協議について7日、記者団に「これまで協議を進めずにいた唯一の理由は、中国との問題があったからだ」と述べました。


トランプ大統領は今後の協議に意欲を示したうえで「日米の貿易協議で合意ができなければ、大変な問題になることは、日本もわかっている」と述べ貿易赤字の削減につながる具体的な対応を日本に迫りました。


トランプ大統領としては、アメリカに輸入される日本車に高い関税をかける措置をちらつかせ、日本に農作物の市場開放などを迫ったものと見られます。


日米の貿易問題をめぐってトランプ大統領アメリカの有力紙の取材に対しても、貿易赤字を問題視する発言をして日本への圧力を強めています。


一方、トランプ大統領は中国からの2000億ドル規模の輸入品に関税を上乗せする第3弾の制裁措置について記者団に、速やかに発動する可能性を改めて指摘したうえで、さらに大規模な追加の制裁も準備していると述べました。

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