INF協議 双方とも主張譲らず平行線 米ロ次官級協議 #nhk_news https://t.co/i1zxb6dj2a
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月16日
アメリカはロシアが配備を進める新型の弾道ミサイルが、INF=中距離核ミサイルの全廃条約に違反しているとして、先月4日、ロシアが60日以内に違反を修正しなければ、条約を破棄する手続きに入ると表明しています。
この問題について15日、スイスのジュネーブでアメリカのトンプソン国務次官とロシアのリャプコフ外務次官による協議が行われ、アメリカはロシアに対して改めてミサイルの廃棄を求めたものとみられます。
協議のあと、トンプソン国務次官は「ロシアの条約違反は明らかで、条約の順守をどう検証するのか説明がなされず、失望した」とする声明を発表し、ロシアがミサイルの廃棄に応じず協議が平行線に終わったことを明らかにしました。
一方、ロシアのリャプコフ外務次官は、条約違反はないと反論したうえで「アメリカは、危険なミサイル開発競争を始めようとしている」と非難しました。来月上旬とされる協議の期限までに両国が妥協するのは容易ではないとみられ、アメリカが条約を破棄する手続きに踏み切るとの見方が強まっています。