https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ロシアの大統領府や外交筋はNHKに対して、大統領府の担当者のほか北朝鮮の高官が今月に入って相次いでロシア極東のウラジオストクを訪れたことを明らかにしました。

また、これまで大きな国際会議などが開催されてきた大学では、今月24日から2日間、外国の代表団が訪問するという理由で、急きょ授業の延期が決まったということです。

23日には北朝鮮国営のコリョ航空の臨時便がウラジオストクに向かうことがわかり、地元行政府の関係者によりますと、要人の警護にあたる北朝鮮の当局者が先行して現地入りするものとみられるということです。

プーチン大統領は今月25日から北京で開催される国際会議に参加する予定で、これを前にキム委員長が来週半ばにも初めてロシアを訪れて、ウラジオストクプーチン大統領との首脳会談に臨むのではないかという見方が強まっています。

ことし2月の米朝首脳会談が物別れに終わる中、キム委員長としては、北朝鮮に対する制裁の緩和も検討するべきだと主張するプーチン大統領との関係を強化することで、制裁解除に向けたみずからの立場の正当性を訴えてアメリカをけん制するねらいがありそうです。

一方、プーチン大統領としては非核化をめぐる協議でロシアの存在感を示すねらいがあるとみられます。

北朝鮮の国営メディアは、17日、キム委員長の立ち会いのもと、新型の戦術誘導兵器の発射実験を行ったと、18日朝、伝えました。

それによりますと、発射実験は国防科学院で行われ、キム委員長は「この武器の開発の完成は軍の戦闘力強化に非常に大きな意味を持つ」と述べて、結果に満足したということです。

国営メディアはこの兵器について、特殊な飛行の誘導方式が使われ、威力のある弾頭の装着によって優れたものと評価されるとし、設計上の数値が完全に検証されたと伝えています。

またキム委員長が、国防の科学技術を最先端の水準に引き上げるための段階的な目標を提示したとしています。

新型の戦術誘導兵器がどういったものか、写真も公開しておらず詳しいことは明らかにしていませんが、長距離弾道ミサイルではない通常兵器とみられます。

ことし2月の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わり、北朝鮮は非核化をめぐってアメリカが一方的な要求をしていると不満を募らせていて、アメリカをけん制するねらいがあるものとみられます。

アメリ国務省の当局者はNHKの取材に対し、「報道は承知しているが、それ以上のコメントはしない」と答えました。

北朝鮮の国営メディアは17日、国防科学院が新型の戦術誘導兵器の発射実験を行い、キム・ジョンウン委員長が立ち会ったと伝えました。そして「特殊な飛行の誘導方式が使われ、威力のある弾頭の装着によって、優れたものと評価される」として、キム委員長が結果に満足したと伝えています。

「新型の兵器」は長距離弾道ミサイルではなく、通常兵器を指すとみられ、アメリカ国防総省の当局者もCNNテレビに対してアメリカ軍はミサイルの発射を探知していない」と述べています。

今回の実験について、アメリカ政府は公式の反応を出しておらず、国務省の当局者はNHKの取材に対し「報道は承知しているが、それ以上のコメントはしない」と述べるにとどまっています。

しかし、北朝鮮がキム委員長による兵器の実験の視察を伝えたのは去年11月以来で、2回目の米朝首脳会談後では初めてとなり、アメリカをけん制するねらいがあるとみられます。

トランプ政権は3回目の首脳会談も視野に、北朝鮮との非核化に向けた協議の再開を探っているだけに、北朝鮮が行ったとする実験の内容やその意図について、慎重に分析しているものとみられます。

北朝鮮の国営メディアが新型の戦術誘導兵器の発射実験を行ったと伝えたことについて、韓国軍の合同参謀本部のキム・ジュンラク(金俊※)広報室長は、18日午前の定例記者会見で「北のメディアが言及した兵器については分析中だ。具体的な内容については、軍事情報なので説明することは適切ではない」と述べました。

そのうえで、発射実験を行ったと発表した北朝鮮側の意図についても分析を進めていると強調しました。

※は「さんずい」に「樂」。

非核化をめぐる北朝鮮アメリカの協議について、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長は先週の演説で3回目の首脳会談に意欲を示し「ことしの末までは忍耐心を持ってアメリカの勇気ある決断を待つ」と表明しました。

こうした中、北朝鮮外務省でアメリカを担当する局長が、18日、国営の朝鮮中央通信を通じて声明を発表しました。

声明では、2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった責任はポンペイオ長官にあると批判しました。

そのうえでアメリカとの対話が再開される場合は、ポンペイオ長官ではなく、より円満に意思疎通できる成熟した人物が対話相手として出てきてほしい」と主張し、交代を要求しました。

さらに非核化を妨げている障害物をアメリカが取り除かなければならないと主張し「そうならなかった場合、朝鮮半島情勢がどうなるか誰も予測できない」と指摘しました。

声明は一方で「キム委員長とトランプ大統領の個人的な関係は相変わらずよい」と強調しています。

北朝鮮としてはポンペイオ長官を批判することで、アメリカ側に揺さぶりをかけ譲歩を求めるねらいがあるものとみられます。

いずれにせよ、外から相手にされなくなると内ゲバに変わるのが必至の国です。

d1021.hatenadiary.jp