https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日産自動車カルロス・ゴーン前会長が、ルノーの会長兼CEO=最高経営責任者だった2016年に、フランスのベルサイユ宮殿で開いた結婚披露宴の費用について、ルノーの資金が流用された可能性があるとして、フランスの検察当局が背任などの疑いで予備的な捜査を始めたことがわかりました。

これは、フランスの検察当局が11日、NHKの取材に対して明らかにしたものです。

ゴーン前会長は、ルノーの会長兼CEOだった2016年10月、ベルサイユ宮殿でキャロル夫人との結婚披露宴を開き、その豪華さが話題となりました。

検察当局は、この費用をめぐって、ゴーン前会長がルノーの資金を流用した可能性があるとして、先月28日に背任と、会社の財産を乱用した疑いで予備的な捜査を始めたということです。

ベルサイユ宮殿は通常、施設を借りるのに5万ユーロ(日本円で600万円余り)かかりますが、ルノーは先月、宮殿側に支援事業として拠出した資金のうち、5万ユーロが結婚披露宴の費用として、ゴーン前会長の個人的な利益のために使われていたことがわかったと発表していました。

これについて、ゴーン前会長のフランスの弁護士は先月8日、ゴーン前会長が宮殿を無償で使った経緯を把握していなかったという見方を示したうえで、費用を支払う用意があると釈明していましたが、予備的な捜査が始まったことで、ゴーン前会長が今後開くとみられる記者会見でどのように説明するのか注目されます。

特別背任などの罪で逮捕・起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は今月6日に東京拘置所から保釈され、12日午後予定されている日産の取締役会への出席を希望していましたが、東京地方裁判所は11日出席を認めませんでした。

ゴーン前会長は12日朝、都内の住居を出て無言で車に乗り込み、午前9時前、千代田区にある弘中惇一郎弁護士の事務所に入りました。

ゴーン前会長は体調が回復すれば記者会見を開く意向があるということで、会見の日程や内容などについて協議しているものとみられます。

弘中弁護士によりますと、ゴーン前会長は「取締役としての責任がある」として、弁護士が同席する形での取締役会への出席を求めていましたが、日産は取締役を解任される予定のゴーン前会長の出席は必要なく、前会長が出席すると圧迫されて議論がしにくいなどとした意見書を検察に提出し、出席に反対していたということです。

ゴーン前会長が今後、記者会見でどのような主張をするのか注目されます。

特別背任などの罪で逮捕・起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は今も取締役にとどまっているため日産の取締役会への出席を希望しましたが、東京地方裁判所は許可しませんでした。

これを受けて、ゴーン前会長は12日、アメリカの代理人を通じて声明を発表し「裁判所が、日産の取締役会への出席を認めなかったことに、失望している」と述べました。

そのうえで「株主に対して、取締役としての義務を果たす用意がある。無益で根拠のない疑いによって、過去20年間、働いてきた会社のために、自分の考えや知見を役立てられないのは不幸だ」と述べました。

特別背任などの罪で逮捕・起訴され、今月6日に保釈された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は12日、東京 千代田区にある弘中惇一郎弁護士の事務所で弁護団と記者会見の日程などについて協議しました。

報道陣の取材に応じた弘中弁護士によりますと、ゴーン前会長は記者会見をする意向があるということですが、「会見をやる以上は自分で話す内容をきちんと考えてから出たいので少し時間がほしい」などと述べたということです。このため弁護団は、さらに日程を調整する必要があり週内の記者会見は難しいという考えを明らかにしました。

また弘中弁護士は12日、日産・ルノー三菱自動車の3者連合の経営トップが新たな会議を設けると発表したことについて「話題にならなかった」としたうえで、ゴーン前会長が「日産を支えていくにはそれなりのリーダーシップが必要で、日産がこのままで大丈夫か心配だ」などと述べていたことを明らかにしました。

また日産が進めているゴーン前会長に対する社内調査については、「おそらく非常に細かい小さな問題のはずだ」と述べていたということです。今後の記者会見でゴーン前会長が検察の捜査や日産の経営陣に対しどのような主張をするのかが注目されます。

会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車(7201.T)の前会長カルロス・ゴーン被告の弁護人、弘中惇一郎弁護士は12日夕、記者団に対し、ゴーン被告本人による記者会見について、今週は予定していないことを明らかにした。

ゴーン被告と協議した弘中弁護士は「やる以上はどういうことを言うかを決めてから出たいので、少し時間がほしいとのことだった」と説明。「今週はおそらくないと思う」と語った。

4月8日の臨時株主総会にゴーン被告が出席するかどうかに関しては「結論的には行かない方向みたいだ」としたが、「まだ日にちがあるのではっきり決まったわけではない」とも付け加えた。

弁護団はこの日、都内の事務所で弁護方針などに関する会議を開き、ゴーン被告も参加した。弘中弁護士によるとゴーン被告は「日産はこのままで大丈夫かと心配していた。日産を支えていくにはそれなりのリーダーシップが必要なので、その点が心配だと言っていた」という。

公判の開始時期については「公判前整理手続きを進めてみないとわからないが、秋口ではないか」との見通しを示した。

これは3社連合の日産の西川廣人社長、三菱自動車の益子修CEO、それにルノーのスナール会長とボロレCEOの経営トップ4人が、12日、横浜市で共同で記者会見を開き明らかにしました。

それによりますと、今後の連携を推進していくために、4人の経営トップを中心とした新たな会議として「アライアンスオペレーティングボード」を設けるとしています。議長にはルノーで提携を担当するスナール会長が就任します。

この会議は、これまでのオランダにあった統括会社2社に代わって、連携の実務と企業統治を監督する機関と位置づけ、毎月、パリか東京で会合を開催することにしています。

3社はゴーン前会長に権限が集中し、一連の事件を招いた体制を見直すとともに、連携を強化することで、自動車業界が車の電動化などの変革期を迎える中で、立て直しを急ぐ考えです。

これについて、新しい会議の議長を務めるルノーのスナール会長は「将来的にアライアンスを強化するものであり、再び力を結束することを決めた。新しいステップに踏み出す新たなスタートになる」と述べました。

三菱自動車の益子修CEOは「3社がシナジーを創出するには課題もあるのは当然だが、今回、改めて確認した基本精神に立ち戻れば課題は必ず解決できる」と述べました。

ルノーのボロレCEOは「これまでの体制だと意志決定までに時間がかかっていたので、複雑性をなくし、できるだけ早く成果を出すのが目的だ」と述べました。


また、ルノーのスナール会長は、焦点になっていたゴーン前会長の後任となる日産の会長への就任は求めず、取締役会副議長につく予定であることを明らかにしました。これについて、ルノーのスナール会長は「私は副議長の候補に適している。その責任の中で、日産が検討している新しいガバナンスを尊重する」と述べました。

日産の西川社長も「アライアンスの安定化・推進にとって非常に大きな一歩だ」と述べ、評価しました。

一方、ゴーン前会長の不正について、ルノーのスナール会長は「私は判事ではないので言う立場にはない。重要なのは将来に目を向けることだ」と述べました。

また、保釈されたゴーン前会長がルノーの取締役会への出席の許可を求めた場合にどう対応するかと問われたのに対し、スナール会長は「いまはそういった状況にはなく、きょう回答するのは、適していない」と述べました。

d1021.hatenadiary.jp