中国 核融合の実験装置公開 研究の姿勢アピール #nhk_news https://t.co/1v6mQzR4ix
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月11日
外国メディアに11日公開されたのは、中国、安徽省合肥にある中国科学院プラズマ物理研究所の核融合の実験装置「EAST」です。
原子核どうしを衝突させることで起きる核融合反応は、これまでの核分裂反応を利用した発電に比べて制御しやすく、高レベル放射性廃棄物も発生しないとされ、次世代のエネルギーとして、研究が進められています。
公開された装置では、核融合からエネルギーを取り出すために必要な超高温のプラズマを発生させて、維持させる実験を行っているということです。
核融合の研究をめぐっては、世界のなかでも日本や欧米がリードしていて、茨城県那珂市にある量子科学技術研究開発機構の研究所では、今回公開された中国の装置より大型のものをEUと共同で建設していて、来年の運転開始を目指しています。
一方、中国は、国際協力にも加わりながら多くの予算と人員をかけて研究を行っています。中国科学院の研究所の責任者は、「中国は始めるのは遅かったが、政府が非常に重視し、研究は加速している」と述べ、国をあげて研究を進める姿勢をアピールしました。
中国 貿易総額 前年同期を1.5%下回る 景気減速を反映 #nhk_news https://t.co/z4hRgcEU1v
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月12日
中国の税関総署の発表によりますと、ことし1月から先月までの輸出と輸入を合わせた貿易総額は1兆272億ドル(およそ115兆円)と、去年の同じ時期を1.5%下回りました。
内訳を見ますと、
▽輸出が5517億ドルと去年の同じ時期を1.4%上回ったのに対して、
▽輸入は4754億ドルで去年の同じ時期を4.8%下回りました。中国では地方政府の過剰債務問題やアメリカとの貿易摩擦を背景に景気の減速が続いていて、ことしに入ってからの輸入の減少は消費や設備投資など中国の内需の低迷を反映したものとみられます。
一方、貿易交渉が続いているアメリカとの貿易額は去年の同じ時期に比べて、
▽輸入が31.8%の減少、
▽輸出も8.5%の減少、となりました。中国とアメリカとの貿易摩擦の長期化に伴って、このところ世界経済の減速拡大も懸念されています。
中国税関総署の李魁文報道官は記者会見で「複数の国際機関が世界経済や国際貿易の伸びが鈍化すると予測しており、主要国でも輸出が数か月にわたり減少する事態が起きている」と述べ、今後、中国の貿易がさらに縮小することへの警戒感を示しました。
自民 二階幹事長 首相の親書携え訪中へ 習主席との会談調整 #nhk_news https://t.co/GtUcxutuYw
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月12日
二階幹事長は、今月24日から6日間の日程で安倍総理大臣の特使として北京と上海を訪れ、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」をテーマにした国際会議に出席するほか、安倍総理大臣の親書を携えて中国政府の要人と会談することを発表しました。
二階氏としては習近平国家主席と会談したい考えで、調整が行われています。
二階氏は記者団に対し「日中両国の交流を重ねていくことが大事だ。一帯一路の構想について日本の考え方を伝達するつもりだ」と述べました。
そのうえで、ことし6月のG20大阪サミットに合わせて日中両国の間で調整が進められている習主席の日本訪問に向けて環境整備を図る考えを示しました。