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中国は、建国70年を迎える来月1日に、北京中心部の天安門広場で、習近平国家主席らが出席した記念式典を開催するとともに、周辺の大通りで、過去最大規模となる軍事パレードや10万人の市民が参加するパレードを予定しています。

開催まで3週間余りとなる中、天安門広場につながる大通り、「長安街」では、7日夜から8日未明にかけて、一般車両や歩行者の通行を一切禁止して、一連の行事についての初めての予行演習が行われました。

周辺の道路には多くの武装警察官が配置されたうえ、兵士らが隊列を組んで大通りを移動する様子も確認されました。

さらに、その後、建国70年を祝う看板を積んだトラックが、天安門広場の方向に次々に走っていく様子や、のぼりを持った市民らが、大通りの中心を並んで行進する様子も確認されました。

習近平指導部は、今回の建国70年の一連の行事を国威発揚に向けた重要行事と位置づけていて、今後もこうした予行演習を繰り返して準備に万全を尽くすものとみられます。

抗議活動が続く香港では、先月31日、多くの観光客も利用する九龍半島の「太子」駅構内で警察が若者ら40人を違法な集会に参加した疑いなどで逮捕した際、警棒を使って押さえ込むなどし、大勢のけが人が出る事態となりました。

これについて、SNS上では「数人が死亡したことを警察が隠している」という情報が広がり、連日、駅や警察署周辺に大勢の人が集まって当日の監視カメラの映像を公開するよう求めるなど、抗議を続けています。

これに対し香港政府は7日、声明を出し「この3か月間、抗議活動の制圧の過程で死亡した人はいない」と改めて否定しました。

しかし、7日夜も大勢の人が集まって駅や警察署の周辺の道路を封鎖し、路上に火をつけるなどして抗議を続け、強制排除に乗り出した警察と衝突しました。

一連の抗議活動では若者らのSNS上での意見で抗議の方針などが決められていることが多く、こうしたやり取りを通じて、政府や警察に対して不信感が強まり、抗議活動がさらに広がる状況が続いています。


中国の税関当局が8日発表した8月の貿易統計によりますと、中国の輸出と輸入を合わせた貿易総額は3947億6000万ドル余りと、去年の同じ月よりも、およそ3%減少しました。

輸出は1%の減少、輸入が5%の減少となり、このうち輸入の減少は景気の減速が続く中国の内需の弱さが反映されたものと見られます。

一方、貿易摩擦を抱えるアメリカとの貿易は、中国のアメリカへの輸出が16%の減少、アメリカからの輸入が22%の減少となりました。

米中両国が互いの輸入品に関税を上乗せする措置を繰り返した結果、このところ双方の貿易は大幅な縮小が続いています。

ただ、中国の輸出が輸入ほど減少していないため、先月も中国の対米貿易黒字はおよそ270億ドル、日本円で3兆円近くあり、トランプ大統領が思うようには削減が進んでいません。

米中は今月1日、互いの輸入品への追加の関税措置を発動したほか、来月以降も新たな措置を発動する見込みで、米中2国間だけでなく周辺各国の貿易や景気に影響が広がることも懸念されます。

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