https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

先月、イギリスの一部のメディアは、5Gの通信網の整備で、イギリス政府が中国のファーウェイ製品を、重要分野を除いた限られた部分で受け入れる方針だと報じました。

イギリス政府は、国家安全保障会議で協議した内容が漏れたとみて調査を進め、メイ首相は1日、情報漏えいにウィリアムソン国防相が関わった証拠が得られたとして更迭しました。

メイ首相は、「もはや国防相として全面的に信頼することはできないという結論に達した」と指摘しています。

ウィリアムソン国防相は、情報漏えいに関わったことを強く否定しています。

5Gの整備をめぐってアメリカは、中国企業には安全保障上の懸念があるとして、イギリスなどの同盟国や友好国にファーウェイなどの製品を排除するよう求めていました。

EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐって政治の混乱が続くさなかに、閣僚が情報漏えいで解任される事態が重なり、メイ首相の統率力も問われているという見方も出ています。

アメリカの調査会社IDCによりますと、ことし1月から3月までの3か月間に世界で出荷されたスマートフォンの台数は、3億1080万台で、前の年の同じ時期より6.6%減りました。

これは中国経済の減速に加えて、アメリカなどで消費者の買い替えサイクルが長くなっているためと見られます。

メーカー別にみますと韓国のサムスン電子が8.1%、アメリカのアップルが30.2%減らす一方、幅広い価格帯の機種をそろえる中国のファーウェイが50.3%の大幅な増加になりました。

この結果、メーカー別のシェアは、
サムスン電子が23.1%で首位を守り、
▼前の年の同じ時期には3位だったファーウェイが2位にあがって19%となりました。
▼アップルは11.7%で3位に後退し、
▼4位は中国のシャオミで8%でした。

この結果について調査会社は「ファーウェイは、世界首位に手の届く圏内にはいった」とコメントしています。

米中の閣僚級の貿易交渉は、1日までの2日間、北京で行われ、来週8日から、ワシントンで再開されます。

アメリカの政治サイト「ポリティコ」は、トランプ政権が関税を上乗せしている2500億ドル分の輸入品のうち、2000億ドル分について、交渉が決着すれば、10%の関税を直ちに撤廃することで歩み寄る見通しだと伝えました。

また、CNBCテレビは複数の関係者の話として、来週の閣僚級の交渉は、10日までに交渉の妥結が発表される可能性があると伝えました。

トランプ政権内でも、交渉が最終局面にあるという見方が出ています。ただ、閣僚級の交渉では、アメリカが問題視している中国の国有企業に対する優遇策などの見直しで、なお課題が残り、米中の隔たりを解消して妥結にこぎ着けることができるかどうか注目されます。

d1021.hatenadiary.jp