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日本自動車工業会豊田章男会長は13日開いた記者会見で、現状では終身雇用を続けていくことは難しいという認識を示しました。

終身雇用は社員を定年退職まで雇い続ける制度で、かつて日本企業の強みのひとつとされてきました。

これについて豊田会長は「雇用を維持し、税金を払っている企業にとってもう少しインセンティブが出てこないとなかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきたのではないか」と述べ、現状では終身雇用を続けていくことは難しいという認識を示しました。

一方、「最近は派遣社員や途中入社、転職など以前よりは会社を選ぶ側に選択の幅が広がった」と述べ、多様な働き方ができるという考えもあわせて示しました。

また豊田会長はアメリカと中国の貿易摩擦に関連して「日本の自動車メーカーは海外に成長の過程を求めている。ただあまりに不確実な点がある。日本は自由貿易に乗っかっていかなければならないのに世界には保護主義的な考えが広がりつつあるのも事実だ」と述べ、米中の対立への懸念を示しました。