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先週開票が行われたインドの総選挙は、モディ首相率いる与党、インド人民党が下院議会の545議席のうち、303議席を獲得して単独で過半数を確保し、モディ首相の続投が決まりました。

モディ首相は30日、首都ニューデリーの大統領府で、57人の閣僚とともに宣誓式に臨み「憲法にのっとり、すべての国民のために仕える」と述べて政権2期目をスタートさせました。

宣誓式には、モディ首相が関係強化に力を入れてきた周辺国のバングラデシュスリランカなど8か国の首脳らが出席しました。ただ、隣国のパキスタンのイムラン・カーン首相はことし2月以降、軍事的緊張が高まったこともあって招待されませんでした。

2期目をスタートさせたモディ首相には、世界経済のけん引役としてインド経済を活性化させるために、雇用の創出や農村部の所得の向上が期待されています。

また、宗教間の対立によって深まった分断を解消し、国民の融和をはかることも求められています。

外交面では、インド周辺で存在感を高める中国との競合が求められ、日本とは、経済や安全保障の分野で戦略的な関係を一層強化していくものとみられます。

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