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プーチン大統領20日、国民の質問に直接答えるテレビ番組に出演し、司会者から「人々は生活が苦しくなったと感じているが、どう思うか」と質問されたのに対して「全くそのとおりだ。最も重要な問題と考えている」と答えました。

そして、経済低迷の理由として欧米による経済制裁や、ロシアが輸出の柱とする地下資源の価格の不振をあげたうえで、ここ数年、家計の所得が減少していることを率直に認めました。

一方、プーチン大統領「所得が最も落ち込んだのは2016年で、今は回復しつつある」と述べ、最悪の時期は過ぎたと、国民に理解を求めました。

強い指導者を演出することが多いプーチン大統領が、こうした弱みを見せるのは異例のことで、経済の悪化に加え、年金制度改革やインターネット規制に対する不満が高まり支持率が低迷するなか、国民の支持をつなぎ止めたいねらいがうかがえます。

11年前、ロシアが軍事侵攻したかつてのグルジア、現在のジョージアの議会で、ロシアの下院議員が演説したことをきっかけに、およそ1万人のデモ隊が議会を取り囲み、排除しようとする警察と衝突して、50人以上のけが人が出ました。

ジョージアの首都トビリシでは20日、訪問中のロシアの下院議員が議会で、ロシア語を使って演説したことに野党支持者が反発し、夜にかけておよそ1万人が議会を取り囲み、抗議デモを行いました。

警察は解散するよう求めましたが、デモ隊が従わなかったため、ゴム弾や催涙ガスを使って排除に乗り出し、衝突となりました。

ジョージアの保健省は、これまでにデモの参加者が14人、警察官が38人の合わせて52人がけがをしたとしています。

ジョージアは国内に分離独立を主張する2つの地域を抱え、11年前にはロシアがこれらの地域を保護する名目で軍事侵攻し、今も国土の2割にあたる地域にロシア軍が駐留しています。

ジョージア政府がロシアとの関係改善を模索するなか、今回の大規模な衝突によって、野党支持者の間では今も反ロシア感情が根強いことが浮き彫りとなった形です。

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