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欧米と異なった歴史と環境との中では、自律・自立・自己責任の個人主義は育たず、個人主義とは似て非なる利己主義を蔓延(まんえん)させてきた。のみならず、核家族を一般化し、伝統的家族主義を破壊し尽くしてきたのが、今日の日本国である。

 その中で育つ子供は、いったい何に依(よ)るべきなのか、分からなくなっているのではなかろうか。もちろん戦後に成長した大人たちも同様であろう。

 自己責任の個人主義に徹するのならばそれはいい。伝統的家族主義に従うのも見識である。いずれにしても、それは利己主義の否定だからである。

 けれども現状は野放しの利己主義のカオスすなわち混沌(こんとん)となってしまっている。
 では、どうすればよいのか。

 老生はこう思う。法的には個人主義を変更することはほとんど不可能。とすれば、それはそのままとして、一方、倫理的には、学校教育を中心にして長い歴史のある家族主義を導入すべきではなかろうか。

家族主義も執着に他ならない。

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 昭和天皇は明治の原点こそ戦後の原点であると教えられた。湛山も同じ精神を敗戦と同時に筆にした。戦後を歩むには明治の初心に立ち返れ。「復初の精神」である。復初はただの復古ではない。原点の確認と建設的な改良である。若返りなのだ。

 21世紀の日本人が志すべきは、近代国家発足のさわやかな初心を追体験することである。

「吾れ之を聞く、国の将に興らんとするや民に聴く、将に亡びんとするや神に聴く。神は聡明正直にして壱なるものなり。人に依って行う。虢(かく)凉徳多し(虢国は酷薄な政治を続けて来た)それ何の土(くに)か之を能く得ん」

 「令」に含まれているのは、否定的な意味での「命令」というよりも、「律令」の「令」としての「法」、国際社会にも通じる「法の支配」に通ずる「Rule」、つまり法の支配を基盤にした「秩序」なのではないか。少なくとも国際的には、そのような姿勢で、「美しい調和」を求める「秩序と平和」を説明していってほしい。

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自由とは何か – 東洋的「自由」の意味

「からくりを用いる者は、必ずからくり事を行う。からくり事を行う者は、必ずからくり心を持つ。それでは、純真潔白さは失われてしまう」。

そうすれば、結局、精神や本性が乱れてしまい、道に載せてもらうことはできない。そこで、「私はその機械を知らないわけではないが、道に対して羞じて使わないのだよ」と。

人は機械を使うと同時に、機械に使われます。そして、機械を使うと、どうしてもより効率的な方法を求めるようになる。それは機械化・標準化の効用ではあるが、一方で物事を分裂させて、神性・自由を失わせる。

真の自由は、そういったところとは独立して存在する絶対的な個であるというのが、鈴木大拙の捉え方だと思います。


懲戒処分を受けたのは、護衛艦元艦長の2等海佐(49)です。

海上自衛隊横須賀地方総監部によりますと、元艦長は、在任中のことし3月に、京都の舞鶴基地を出発し、海賊対策の作戦行動に当たるためソマリア沖に向かっていました。

そして、スリランカや中東のバーレーンに寄港した際に、私用のスマートフォンを使ってSNSに滞在場所や出港する日などを3回にわたって投稿したということです。

自衛隊では、部隊の行動を類推できる内容を他人に知らせてはいけないと内部の規定で定めていて、今回の行動が終わっていない先月24日に艦長を交代させました。

元艦長は調査に対し、投稿を認めたうえで「いけないことと分かっていたが、情報の保全意識が薄れていた」と話していて、24日付けで停職7日の処分を受けました。

護衛艦が所属する自衛艦隊司令官の糟井裕之海将は「誠に申し訳なく思っています。厳粛に受け止めるとともに、教育を徹底、再発防止に努めます」とコメントしています。