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#折田先生像#京都学派#尖った人材#東大教授#岡口基一

地政学的に脆弱な朝鮮半島の国家は、歴代中国王朝に朝貢し、冊封体制に組み込まれてきました。一方で、中国に完全に飲み込まれないよう、面従腹背の姿勢も忘れませんでした。李氏朝鮮は、周辺強国のあいだを振り子のように行ったりきたりしてバランスを取りながら生き残ってきたのです」

 第二次大戦後は朝鮮半島が南北に分断され、韓国は米国主導の自由主義陣営に属した。日本からの経済援助をもとに、「漢江の奇跡」といわれる経済発展を遂げ、繁栄を謳歌してきた。

 ところが今世紀に入って米国一強体制に揺らぎが生じ、中国の台頭、北朝鮮の核保有というあらたな変数が東アジアに持ち込まれた。

「韓国は北朝鮮と統一し、ふたたび李氏朝鮮時代の姿に戻って振り子外交を繰り広げ、強国のあいだでバランスを取りながら東アジアで存在感を発揮する――そんなシナリオが現実味を帯びてきたわけです」

これは韓国のムン・ジェイン大統領が、12日午後、大統領府で開かれた会議の冒頭で述べたものです。

この中でムン大統領は、朝鮮半島が日本の植民地支配から解放された記念日を3日後に控えていることを踏まえ「過去に日本の帝国主義から大きな苦痛を受けたわれわれとしては、日本の経済報復を極めて重大に受け止めざるをえない」と述べました。

一方で、ムン大統領は「日本の経済報復に対するわれわれの対応は感情的であってはならない」と述べ、今回の事態で日韓両国民の間の友好関係が損なわれないよう、冷静に対処していくことが必要だとする考えを強調しました。

日本政府による韓国への輸出管理の強化をめぐって、ムン大統領はこれまで「加害者の日本がぬすっとたけだけしく大声をあげている状況を決して座視できない」と述べるなど、対抗姿勢をあらわにしてきました。

それだけに、12日の発言はいくぶんトーンダウンしたという受け止めも出ていて、保守系の有力紙「朝鮮日報」の電子版は「冷静に現実を直視して現状を突破すべきだという点を強調したもので、日本との協議を見越して発言のレベルを調節したのではないか」とする見方を伝えています。

 北朝鮮の国営メディアは、11日に本格化する米韓合同軍事演習を前に、外務省の北米局長による韓国側を批判する談話を発表しました。

 5日から始まっている米韓合同軍事演習の名称について、韓国軍関係者は10日、北朝鮮を刺激しかねない「同盟」という文言を避けた「米韓連合指揮所訓練」に決まったと明らかにしていました。

 これに対し、北朝鮮外務省のクォン・ジョングン北米局長は11日朝、談話を発表し「名称を変えるからといって、侵略的性格が変わったり我々が無難に見過ごすなら誤算だ」とし、南北間の接触について「我々を概念的な的とする軍事演習を中止するか、誠意を持った弁明をしなくては難しい」と、韓国側をけん制しました。

 さらに、このところ相次いで発射しているミサイルについてアメリカの大統領まで我々の通常兵器の開発試験を『どの国でもある小さなミサイル試験』と言って我々の自衛権を認めた一方、韓国当局はなぜ中断を促すのか」と言及。トランプ大統領が問題視しない発言をしていることに指摘したうえで、韓国側の対応を批判しました。

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