カシミール問題 国際社会は積極関与を パキスタン首相 #nhk_news https://t.co/n98RSb8nOq
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月17日
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方では、インド政府が今月6日、実効支配するジャム・カシミール州の自治権を撤廃したのに対し、パキスタン政府は撤廃を速やかに取り消すよう求めています。
国連の安全保障理事会はパキスタン側の要請を受けて、16日非公式の会合を開き、この問題について話し合いましたが、結論は出ませんでした。
こうした中、パキスタンのカーン首相は17日ツイッターに、「インド側に占領されたカシミール地方の深刻な状況について議論されたことを歓迎する。国連の場で取り上げられたのはこの50年以上の間で初めてのことだ」と投稿しました。
そのうえで、「カシミール地方の人たちが受けている苦しみをなくすことが国連の責任だ」と書き込み、問題の解決に向けて引き続き国連や国際社会の積極的な関与を求めました。
カシミール問題をめぐっては、パキスタンがインドの措置を違法な行為と強く非難し、国際社会に仲介を求める一方で、インド側は2国間の交渉で解決すべきだという立場を示すなど双方の主張に隔たりがあり、事態の打開に向けた道筋は見えていません。