ロシアも新ミサイル開発急ぐ方針 アメリカに対抗 #nhk_news https://t.co/BFfTA0kZ38
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月22日
INF=中距離核ミサイルの全廃条約が今月2日、失効したことを受けてアメリカ国防総省は西部のカリフォルニア州で18日、射程が500キロを超える地上発射型の巡航ミサイルの発射実験を行い、成功しました。
これについてロシアのプーチン大統領は21日、訪問先のフィンランドで「条約を破棄してからミサイルを実験するまでが早すぎる」とアメリカを非難しました。
そして、アメリカのミサイル防衛システムが東ヨーロッパのルーマニアにすでに配備され、近くポーランドにも配備されると指摘したうえで「これらの発射機を使って、アメリカは新たに開発するミサイルを発射できる」と危機感を示しました。
そのうえで「アメリカが開発するミサイルは、われわれにとって新たな脅威であり、しかるべき相応の措置を取る」と述べ、ロシアも地上発射型の巡航ミサイルの開発を急ぐ方針を示しました。
その一方で、プーチン大統領は「アメリカのミサイルが配備されるまでロシアは配備しない」とも述べ、ロシアがミサイル配備で先行するつもりはなく、アメリカの動きを注視していく考えを表明しました。
ことし2月、アメリカが条約の義務の履行を停止したことを受けて、プーチン大統領は国防省に対して、それまで条約で禁止されてきた地上発射型の中距離巡航ミサイルを開発するよう指示しています。