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陸上自衛隊幹部候補生学校と、韓国陸軍の士官学校の間では、信頼関係の醸成を図るため、年に1回数十人から数百人規模の幹部候補生が互いの国を訪問する交流事業を行っていて、ことしは今月末に韓国側が日本を訪れる予定で調整が進められていました。

しかし防衛省によりますと、これまでに韓国側からことしの派遣は中止すると申し出があり、正式に取りやめになったということです。

韓国側から理由に関して詳しい説明はないということですが、防衛省関係者は、背景には日韓の政治的な対立があると見ています。

自衛隊と韓国軍の間では、日韓関係が悪化する中でも互いの理解や信頼関係を維持するため、留学生や研究者どうしの交流などを続けてきましたが、今回韓国が軍事情報包括保護協定の破棄を決めたことで、自衛隊の中では現場レベルでの交流を控える動きがさらに広がることを懸念する声が出ています。

日韓の軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」について、23日韓国外務省のチョ・セヨン第1次官が、韓国駐在の長嶺大使を呼び出し、破棄すると正式に通告しました。

これに対し、長嶺大使は「地域の安全保障環境を完全に見誤った対応と言わざるをえない」と述べ、改めて抗議しました。

これに先立って、安倍総理大臣は「国と国との信頼関係を損なう対応が続いている。国と国との約束を守るように求めていきたい」と述べました。また、アメリカ政府はポンペイ国務長官「韓国政府の決定に失望している」と述べるなど、協定の破棄が地域の安全保障に悪影響を及ぼしかねないとして異例の強い調子で批判しています。

こうしたことを踏まえ日本政府としては、当面韓国側の対応を静観する方針です。

ただ日米韓の連携の足並みの乱れによって、北朝鮮弾道ミサイルや、海洋進出を強める中国への対応などに支障が生じては地域の平和と安定が確保できないとして、引き続きアメリカとは緊密に連携していく方針です。

北朝鮮による飛しょう体の発射は、韓国が日韓の軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」の破棄を日本側に正式に通告して以降、初めてで、日韓の対立が深刻化するなか、北朝鮮が日米韓3か国の連携に揺さぶりをかけるねらいがあるとみられます。

北朝鮮は、先月25日から今月16日にかけての3週間余りの間に6回にわたって飛しょう体を発射しましたが、今月20日に米韓合同軍事演習が終わったあと発射したのも今回が初めてです。

アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が、今月20日までの米韓合同軍事演習が終われば発射をやめ、非核化に向けた協議に応じる考えを示したと明らかにしていました。

しかし、北朝鮮は23日、リ・ヨンホ外相が異例の談話を発表してポンペイ国務長官を非難するなど、強硬な姿勢も見せていたことから出方が注目されていました。

北朝鮮としては、みずからの軍事力を見せつけることでアメリカをけん制し、今後の非核化に向けた協議をできるだけ有利な形で、進めたいという思惑もありそうです。

北朝鮮は、先月25日から今月16日にかけての3週間余りの間に6回にわたって飛しょう体を発射しています。

先月25日と31日には、いずれも東部のウォンサン(元山)付近から日本海に向けて飛しょう体2発を発射していて、韓国軍はいずれも短距離弾道ミサイルだったと発表しました。

今月に入っても2日に、東部のハムギョン(咸鏡)南道ヨンフン(永興)付近から、6日に、南西部のファンヘ(黄海)南道から、10日には、再び東部ハムギョン南道のハムン(咸興)付近から、短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体をいずれも2発発射しました。

そして、今月16日には、南北の軍事境界線に近い東部カンウォン(江原)道のトンチョン(通川)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体を発射しました。毎回、発射場所が変わっていることから、北朝鮮としてはどこからでも攻撃できる能力を誇示したものとみられています。

また、これまで、すべての発射に、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会っていて北朝鮮の国営メディアがその様子を翌日に伝えています。

一連の発射について、北朝鮮の国営メディアは、新たな兵器の発射実験だとしたうえで、今月20日まで行われたアメリカと韓国の合同軍事演習に警告を送る機会になるだろうと伝えていました。

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が24日朝、東部のハムギョン(咸鏡)南道ソンドク(宣徳)付近から日本海に向けて飛しょう体を2回発射したと発表しました。

また、在韓アメリカ軍司令部は日本時間の午前8時すぎ、声明を発表し、「北朝鮮日本海に向けてミサイルを発射したことは把握している」としたうえで、韓国と日本と緊密に連携して状況を注視しているとコメントしました。

米韓両軍で飛行距離や高度など、詳しい分析を進めています。

防衛省幹部によりますと、北朝鮮が24日午前7時前、朝鮮半島東部から日本海に向かって、複数の弾道ミサイルを発射したと見られるということです。また、ことし5月から繰り返されている、一連の短距離弾道ミサイルとは異なる軌道で発射された可能性があるということで、防衛省で分析を急いでいます。

また、防衛省関係者によりますと、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、日本の領域や、EEZ排他的経済水域には落下していないということです。
北朝鮮弾道ミサイルを発射したとみられることを受けて岩屋防衛大臣は、24日午前8時すぎ、防衛省に入りました。岩屋大臣は、記者団の問いかけに対し、「これから幹部会議を開き、分析する。あとで話をする」と述べました。

防衛省では、岩屋大臣ら幹部が会議を開いていて、情報の収集と分析を進めるとともに、今後の対応を協議しています。

韓国が日本との軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」の破棄を決めたことについて、協定の維持を働きかけてきたアメリカは、国防総省が声明を発表し「強い懸念と失望を表明する」とするなど、異例の強い調子で批判しています。

これについて韓国大統領府のキム・ヒョンジョン(金鉉宗)国家安保室第2次長は23日アメリカの希望どおりにならなかったので失望は当然のことだ」と述べ、アメリカ側の反応に理解を示しました。

そのうえでアメリカにはさまざまなレベルでわれわれの立場を説明し、ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議とは、ほとんど毎日、リアルタイムで意思疎通してきた。今後もアメリカには積極的に説明していく。この機会にアメリカとの同盟をさらに強化すべきだ」と述べました。

また韓国外務省も23日コメントを発表し北朝鮮への対応をめぐっては、日米韓3か国の協力を持続し、協定破棄の影響を最小限にできるよう最善を尽くす」としていて、アメリカ側の懸念や韓国国内の不安の声の払拭(ふっしょく)にあたっています。

韓国大統領府によりますと、24日朝の北朝鮮による飛しょう体の発射を受けて午前8時半からNSC=国家安全保障会議を開き、発射された飛しょう体は短距離だったと報告されたということです。

そのうえで、北朝鮮の完全な非核化を達成するため、早期に米朝間の交渉が再開されるよう国際社会とともに外交的努力を続けていくことを確認したということです。

また、今回発射された飛しょう体についてアメリカ側と緊密に連携しながら詳しく分析することにしています。

韓国軍の合同参謀本部は、24日朝早く北朝鮮が発射した飛しょう体について、短距離弾道ミサイルと推定されると発表しました。

発射されたのは2発で、飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったと明らかにしました。

そのうえで、日韓の軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」が現在も有効であることから、日本の要請に応じて必要な情報を共有する用意があるとしています。

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が24日午前6時45分ごろと午前7時2分ごろ、東部のハムギョン南道ソンドク(宣徳)付近から日本海に向けて飛しょう体を2発発射したと発表しました。

発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され、飛行距離はおよそ380キロ、高度は97キロだったとし、アメリカ軍とともにさらに詳しい分析を進めることにしています。

また韓国軍の合同参謀本部は、23日韓国が破棄を通告したことでことし11月23日午前0時に効力を失うGSOMIAについて、協定は現在も有効で、日本の要請に基づいて必要な情報を共有するとして、日韓で連携をとっていることを強調しています。

短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体の発射をめぐって、北朝鮮は今月20日までの米韓合同軍事演習が終われば発射をやめる考えを示していました。

北朝鮮がGSOMIAの破棄を通告した翌日に北朝鮮が発射に踏み切った背景には、日韓の対立が深まる中、日米韓3か国の連携に揺さぶりをかけるねらいがあるとみられます。

アメリカのトランプ大統領は23日、フランスで行われるG7に出席するためホワイトハウスを出発する際、記者団に「キム委員長はミサイルの発射実験が好きなようだが、アメリカは短距離ミサイルを規制したことはない。短距離ミサイルの発射は多くの国がしている」と述べ、日本時間の24日朝の発射についても短距離ミサイルであれば問題視しない考えを改めて示しました。

また「キム委員長との関係はとても良い。キム委員長は私に対して常にまっすぐだ」とも述べました。

韓国の公共放送KBSなど複数のメディアは、飲食店や衣料品店が建ち並び国内外の若者から人気を集めるソウルの繁華街ホンデイック(弘大入口)駅の近くで23日午前6時ごろ、観光で訪れていた日本人女性が韓国人の男に路上で暴力をふるわれる事件があったと伝えました。

KBSなどによりますと、友人と歩いていた女性に男が「一緒に遊ぼう」などと声をかけ、女性が無視したところ、執ようにあとをつけてきてののしったということです。

その様子を女性が携帯電話で撮影しようとしたところ、男が怒って女性の髪を引っ張ったり地面に押し倒したりして、暴力をふるったということです。

警察は男から話を聴いて状況を調べています。

韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」の破棄を決めるなど日韓関係が悪化していますが、韓国国内では今回の事件についてインターネット上を中心に「日韓関係が難しい時期にばかげた事件だ」「恥ずかしい事件で、日本に謝罪する」などと、暴力的な行為を非難する意見が相次いでいます。

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