トランプ大統領 アフガニスタンの駐留米軍削減に意欲 #nhk_news https://t.co/Pl14tb4l16
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年2月25日
アメリカはタリバンとの間でアフガニスタン全土での1週間にわたる「暴力の削減措置」に合意し、タリバン側がこれを守れば今月29日に和平合意に署名する方針です。
トランプ大統領は25日、訪問先のインドで会見し、「いまのところ暴力はない。最小限の暴力しかないようだ」と述べ、これまでのところ、順調に推移しているという認識を示しました。
そのうえで、「アメリカ軍の兵士を8600人まで減らす。アメリカはアフガニスタンの警察ではない」と述べ、現地に駐留する1万2000人から3000人規模のアメリカ軍を8600人規模まで削減することに改めて意欲を示しました。
トランプ大統領はことし秋の大統領選挙を控え、アメリカ軍の削減を成果としたい思惑があると見られますが、早急な撤退が治安の悪化を招く懸念も出ています。
このため、25日会見したポンペイオ国務長官は「和平合意に署名するのは暴力の削減が成功した場合だけだ」とくぎを刺すとともに、タリバン側に合意の順守を強く求めました。
Trump: Afghan truce holding up so far https://t.co/qCqwEtTnS5
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アフガン大統領就任式延期 タリバンとの和平交渉考慮か #nhk_news https://t.co/vsvgr0tnYa
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アフガニスタンの選挙管理委員会は今月18日、去年9月に投票が行われた大統領選挙について現職のガニ大統領が過半数の票を獲得して当選したと発表しましたが、対立候補で政権ナンバーツーのアブドラ行政長官が「選挙には不正があり結果を受け入れない」として反発しています。
これについて、アメリカ国務省のオータガス報道官は25日、声明を発表し、問題の解決に向けて十分な時間を確保するため、ガニ大統領の就任式が延期されたことを明らかにしました。
アフガニスタンのメディアによりますと就任式は当初27日に予定されていましたが、ロイター通信は選挙結果をめぐる対立がタリバンとの和平交渉への足並みを乱すおそれがあるとして、アメリカ政府がガニ大統領に延期を要請していたと伝えています。
アメリカ政府とタリバンは1週間にわたる「暴力の削減措置」に合意し、順守されれば今月29日に和平合意への署名が行われる見通しです。
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