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イランでは、今月、政府によるガソリン価格の引き上げをきっかけに、反政府デモが全土に拡大し、各地で治安部隊と衝突しました。

イラン政府は衝突による死者の数などの詳細を明らかにしていませんが、国際的な人権団体は、少なくとも143人が死亡したと指摘しています。

こうした中、首都テヘランでは、25日、政府に近い団体が、デモ隊による破壊行為を非難する大規模な集会を開き、数千人が集まりました。

集会では敵対するアメリカやイスラエルなどがデモ隊の過激な行為をあおっているとして「アメリカに死を」などと繰り返しシュプレヒコールが上がっていました。

この集会は、事前に国営放送を通じて大々的な呼びかけが行われたほか、会場にはイランの軍事組織・革命防衛隊の司令官も姿を見せ、「アメリカなどが一線を越えた場合には、容赦しない」と述べ、外国の介入に断固として対抗する姿勢を示しました。

イラン政府としては、混乱の原因はアメリカなどにあおられた一部のデモ隊の過激な行為にあると印象づけることで、政府への批判の矛先をそらしたい思惑があるものとみられます。

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