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マハティール首相は、政権の移譲をめぐって連立与党内から早期の辞任を求める声が高まる中、24日、国王に対し辞表を提出しました。

国王は辞表を受理するとともにマハティール氏を暫定首相に任命し、来月9日から始まる議会で新しい首相を選ぶよう命じました。

94歳と高齢のマハティール氏をめぐっては、有力者であるアンワル元副首相に政権を移譲するよう求める声が連立与党内から出ていましたが、今月21日の記者会見で当面の続投に意欲を示したことから、辞任への圧力が強まっていました。

さらに、もう一人の有力者であるアズミン経済相が率いるグループも24日、連立与党を離脱したことから、マハティール氏は政権を維持するために必要な議会の過半数を保てなくなり、辞任に追い込まれたとみられます。

来月の議会で新しい首相を選出する手続きが行われますが、辞任を表明したあとも複数の政党からマハティール氏を支持する声が上がるなど依然として根強い支持を集めていて、今後、与野党を超えた駆け引きが続くとみられます。

東ティモールでは、おととしの議会選挙で、政党連合「発展のための革新連合」が過半数議席を獲得し、2012年から5年間大統領を務めたルアク氏が首相に選出されました。

しかし、連立を組む政党間の主導権をめぐる対立が激しくなり、ことしの予算案が議会で否決されるなど混乱が続いたため、ルアク首相は25日、任期途中で辞任する意向を表明しました。

これを受けて東ティモールの初代大統領を務めたグスマン氏が、自身の政党を含む6つの政党で、新たな連立政権の樹立を目指す考えを明らかにしました。

東ティモールは2002年に独立して以降、原油などの資源の輸出に頼る経済構造が続く一方、国民のおよそ4割が貧困層という深刻な課題を抱えています。

今回の政治の混乱によって、貧困対策など喫緊の課題に向けた取り組みが、さらに遅れることが懸念されています。

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