中国政府 WHOに21億円の寄付を決定 #nhk_news https://t.co/8o1l90WFHy
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月8日
国営の新華社通信によりますと、中国政府はWHOに関して「テドロス事務局長のもと、感染拡大の防止に重要な役割を果たしていることを称賛する」と高く評価したうえで、「今回の寄付は保健医療体制が整っていない国々への支援が必要だというWHOの呼びかけに応えるものだ」としています。
テドロス事務局長は中国での感染が急激に拡大したことし1月に北京を訪れて習近平国家主席と会談し、「中国の取り組みを称賛した」などと国営メディアで伝えられています。
武漢封鎖 5日間前倒しなら感染者3分の1 中国研究チーム試算 #nhk_news https://t.co/J3Qv1exjpS
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月9日
中国では、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が3119人となり、感染者の数は合わせて8万735人に上っています。
こうした中、保健当局の専門家チームのトップを務める鍾南山氏などの研究チームは、中国の感染防止策の効果について、先月28日付けで医学雑誌に論文を発表しました。
それによりますと、研究チームはAI=人工知能を使って感染者の数の予測モデルを作ったうえで、ことし1月23日に状況が最も深刻な湖北省武漢で街を事実上封鎖した措置や、旅行を制限した対策などの効果を分析したとしています。
その結果、政府が主導した対策によって中国では、すでに先月末に感染拡大のピークを迎えていて、来月末には、ほぼ終息に向かうと予測しています。
一方、武漢で街を事実上封鎖した措置などの対策について、5日間前倒しして実施されていれば、感染者は3分の1に抑えられ大幅に減少していたと試算しています。
逆に対策が5日間遅れていれば、感染者は3倍に増えて30万人以上が感染した可能性があったとしていて、街を封鎖するなどの対策は必要だったと結論づけています。