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オーストラリアの研究機関は、新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を行うと発表しました。

オーストラリア南東部メルボルンにある「マードック・チルドレンズ研究所」によりますと、臨床試験は、オーストラリア各地の医療従事者4000人を対象に行われます。

BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める作用があるということで、これまでの研究では、類似したウイルスに感染した人にBCGワクチンを使うと、ウイルスの数を減少させる効果が認められたとしています。

研究所では、ワクチンの有効性が確認されれば、新型コロナウイルスに特化したワクチンが開発されるまでの時間をかせぐことができるとして、期待感を示しています。

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WHOのテドロス事務局長は27日、スイスのジュネーブの本部で開いた定例記者会見で、世界全体の新型コロナウイルスの感染状況について、「50万人以上が感染し、2万人以上の死亡が確認された。悲劇的な数字だ」と述べ、感染が確認された人の合計が世界で50万人を超えたと明らかにしました。

一方、ワクチンの開発についてテドロス事務局長は、「少なくとも1年から1年半かかる」と述べ、来年の春から夏以降になるという見通しを示しました。

また、新型コロナウイルス有効だと証明されていない治療法は控えるよう呼びかけました。

新型コロナウイルスの有効な治療法は、今のところ確立されておらず、対症療法が中心で、世界ではエボラ出血熱の治療薬として開発中の抗ウイルス薬「レムデシビル」や、マラリアの治療に使われる「クロロキン」などを使った臨床試験が進んでいますが、アメリカでは今月、みずからの判断で「クロロキン」を服用した男性が亡くなっています。

このほか、世界各地で高齢者だけでなく若者が重症化するケースも相次いでいることについて、技術責任者のバンケルコフ氏は、「若者は症状が軽いことがほとんどだが、重症化し、亡くなったという報告もある。若者自身の症状が軽くても体の弱い人に感染させ、重症化し、命に関わる場合もある」と述べ、すべての人がこまめに手を洗い、人との間隔をとるなど、一人ひとりが責任を持って行動する必要があると呼びかけました。

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