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ユニゾホールディングスの発表によりますと、従業員でつくった会社がアメリカの投資ファンドの協力を得ながら進めていた自社に対するTOB=株式の公開買い付けが2日、終了し、86%余りの株式が集まり、TOBは成立したということです。

会社の従業員が主体となって自社を買収するのはEBOと呼ばれ、国内の上場会社では異例です。

ユニゾをめぐっては去年、大手旅行会社のエイチ・アイ・エスや、ソフトバンクグループ傘下のファンドが買収に名乗りをあげTOBを実施したほか、アメリカの投資ファンドTOBの意向を示し、買収合戦に発展していました。

ユニゾとしては、第三者からの買収提案に対抗する形で、従業員による自社の買収という異例の手段に打って出ましたが、今回、成立したことで混乱に区切りがつくことになりそうです。

ユニゾは、「今回の従業員による買収には、企業価値の維持、向上と従業員保護の観点からも第三者の買収提案より優位で賛同していた」とコメントしています。