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フランスでは、全国におよそ7000ある高齢者の入所施設の少なくとも45%で感染者が確認されていて、施設で亡くなった人は18日までに7649人と、死者全体の40%近くを占めています。

フランス政府は、施設で感染が広がらないよう、先月上旬から家族の訪問を禁止したほか、入所者を個室にとどめるよう求めてきました。

こうした中、ベラン保健相は19日の記者会見で「専門家と話し合った結果、施設側が必要と判断したら、家族との面談の場を持つことができるようにする」と述べ、20日から入所者と家族の面会を認める方針を示しました。

訪問できる家族は2人以内で、身体にふれることはできないなどの条件を設けるとしています。

専門家などからは、高齢者施設の入所者が家族とのふれあいを制限された状態が長期化することで、認知症が進行するなど、かえって体調を悪化させるおそれがあるといった指摘が上がっていました。

高齢者施設をめぐっては、集団感染が相次いだ隣国のスペインでも、家族の訪問が禁止されているほか、入所者は個室にとどまるよう求められています。

イタリアでは新型コロナウイルスによる死者が日本時間の20日朝の時点で2万3000人を超え、アメリカに次いで多くなっているほか、感染者数も18万人近くに上り、全土を対象に緊急事態宣言が出されています。

こうした中、アフリカから地中海をわたって入国を希望する移民や難民は減っているものの、依然として後を絶たないことからイタリア政府は今月、国内での感染の拡大を防ぐため、移民などが乗った船が港に接岸するのを禁止しました。
これに基づいて南部のシチリア島沖では今月12日、NGOの救助船に乗った移民およそ150人が検疫のため政府が用意した船に乗り移るよう命じられたほか、19日にも34人が防護服を着せられ救助船から政府の用意した船に乗り移り、およそ1か月間にわたって隔離されることになりました。

これに対し、救助にあたっているNGOなどからは、イタリアへの入国を事実上、阻む措置だとして、新型コロナウイルスに対応する中でも移民や難民の人権を尊重し、上陸を認めるべきだという批判の声もあがっています。

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