イスラエル 外出制限解除「初期段階の危機乗り越えた」 #nhk_news https://t.co/aKhCxkHbAP
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年5月7日
中東のイスラエルは、新型コロナウイルスをめぐる初期段階の危機は乗り越えたとして、市民に課していた厳しい外出制限を解除し、7日、レストランなどを除く、すべての店舗が営業を再開しました。
一方で、感染が再び広がった場合、直ちに制限を復活させるための基準を示して、市民に慎重な対応を求めています。
イスラエルで確認された新型コロナウイルスの感染者は1万6000人を超え、239人が死亡しましたが、このところは1日当たりの新規の感染者数が50人前後で推移していて、政府は「初期段階の危機は乗り越えた」としています。
これを受けてイスラエル政府は、2か月近くにわたって市民に課してきた厳しい外出制限を4日に解除したのに続き、7日にはショッピングモールや市場の営業再開を認めました。
このうちエルサレム中心部の市場では、店側と客が距離を保つための立ち位置が地面に表示されたほか、市場の入り口では新たに義務づけられた検温が行われていました。
一方で、イスラエル政府は感染が再び広がった場合、直ちに制限を復活させるための基準を示し、慎重な対応を求めています。具体的には、確認される感染者が1日に100人を超えたとき、感染者数が10日間で2倍に増えたとき、重症者が250人を超えたときには、緩和措置を止めるとしています。
イスラエルでは外出制限などの影響で失業率が26%に達していて、政府は感染の拡大を防ぎながら経済を立て直すという、難しいかじ取りを迫られることになります。
トルコ 通貨リラの値下がり進む 経済への影響懸念 新型コロナ #nhk_news https://t.co/x2WKdWvZMw
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年5月8日
新興国の各国は自国の通貨安に直面していて、経済への影響が懸念されています。
トルコは、これまでに新型コロナウイルスに感染した人が13万3721人と、世界各国の中で8番目に多く、政府は感染拡大を防ごうと、市民の外出や商業活動を大幅に制限してきましたが、1日当たりの新たな感染者の数が減少に転じたことから、今月から段階的に制限を緩和していくことにしています。
しかし一方で、外国為替市場では通貨リラを売る動きが続き、7日には一時、1ドル=7リラ台前半まで値下がりして、「リラ・ショック」とも呼ばれたおととしの通貨危機の際の最安値を下回りました。これは年初と比べても18%以上安い水準です。
こうした中、リラを買い支える中央銀行は、外貨準備が減少していることから、アメリカなどの中央銀行と通貨を互いに融通しあう「スワップ」と呼ばれる協定の締結に向け交渉していると伝えられています。
新興国ではほかにロシアやブラジルなども通貨安に直面していて、経済への影響が懸念されています。
#中東