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医療に関する統計をまとめているアメリカの財団によりますと、アメリカでは7日現在で、新型コロナウイルスに感染して死亡した人の38%にあたるおよそ2万5000人が高齢者施設で亡くなっています。

ニューヨーク州のクオモ知事は、10日の記者会見で高齢者施設での感染予防が「最優先の課題の1つだ」と述べ、重点的に対策をとっていく方針を改めて打ち出しました。

具体的には、感染した入居者を隔離したり、感染を予防する設備が十分でなかったりする高齢者施設は、感染した入居者を別の施設に移さなければならず、違反した場合は施設の設置許可を取り消すとしています。

また、施設の職員に対し、ウイルスの検査を必ず、週に2回行うよう新たなルールを実施するとしています。

ニューヨーク州では、患者の最期をみとる時以外に家族が施設を訪問することも禁止していて、クオモ知事は、「とても厳しい措置だが、もっともぜい弱な人たちを守るためには必要だ」と述べて、感染拡大が抑制されるまで厳しい対策を続けていくことに理解を求めました。

アメリカ国防総省は10日、声明を発表し、海軍制服組トップのギルデイ作戦部長が、新型コロナウイルスの感染者との接触が確認されたため、今週は、自主的な隔離措置をとることを明らかにしました。

これまでの検査で、ギルデイ作戦部長の感染は確認されていないということですが、アメリカのメディアによりますと感染の可能性を考慮し、9日にホワイトハウスで行われた会議は欠席したということです。

また、国防総省は、州兵トップのレンゲル州兵総局長が9日に新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたものの、同じ日に行われた2回目の検査では陰性だったため、11日に再検査を行うことも明らかにしました。

アメリカでは海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」の乗組員940人が新型コロナウイルスに感染するなど、これまでに5100人を超える軍人の感染が確認されています。

このため国防総省では軍人や、その家族らの国内外での移動を停止する措置をとっているほか、訓練中も兵士の間の距離が保てない場合はマスクの着用を義務づけるなど対策を強化していますが、感染の拡大に歯止めはかかっておらず、即応態勢への影響を懸念する声もあがっています。

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