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イランの国営メディアは、イラン原子力庁の報道官の話として、2日未明、中部ナタンズの核関連施設の、屋外にある建設中の建物で事故があったと伝えました。

現場とされる写真では、高さ数メートルの建物の一部が黒く焼け焦げているのが分かります。また保守系のタスニム通信は、当局者の話として、建物から火が出て、消防士らが対応にあたったと伝えています。

ナタンズの核関連施設では、IAEA国際原子力機関の監視のもと、遠心分離機を使って、ウラン濃縮活動が行われています。イラン原子力庁は、事故のあった建物は、濃縮活動が行われている場所ではないほか、事故によるけが人はなく、放射性物質の漏えいなどもなかったとしています。

ただAP通信は、アメリカを拠点とする専門家の話として「事故現場は新たな遠心分離機の製造工場の場所と一致していて、遠心分離機の技術開発に遅れが生じる可能性がある」と伝えています。

ナタンズの核関連施設をめぐっては、過去に遠心分離機が使用不能になり、対立するアメリカやイスラエルによるサイバー攻撃の可能性が指摘されていますが、今回の事故について、国営メディアは匿名の政府高官の話として、「外国からの計画的な妨害行為があった証拠はない」と伝えています。

イラン中部ナタンズの核関連施設で事故があったとイラン国営メディアが伝えたことについて、ウィーンに本部があるIAEA国際原子力機関は声明を発表し、「事故について認識している」としたうえでIAEAは、ナタンズにおけるすべての検証活動が続けられることを確認するため、現地に駐在する関係者と連絡をとっている」として、イランの核関連活動を引き続き監視していく姿勢を強調しました。

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