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来月9日大統領選挙が行われるベラルーシでは、ルカシェンコ大統領が6選を目指す中、政権側は、有力な対立候補になるとみられていた人物らの立候補の届け出を相次いで却下し、外国メディアは連日、こうした動きを批判的に伝えています。

ルカシェンコ大統領は23日、政府内の会議で選挙をめぐる報道を取り上げ、「BBCやラジオ・フリー・ヨーロッパはどういうことだ。大規模な暴動を市民に呼びかけているではないか」と主張したうえで、「法律を守らないのであれば追放だ」と語気を強め、一部の欧米メディアを国外に追放する可能性に言及しました。

ベラルーシでは、四半世紀も続く長期政権に対する閉塞(へいそく)感に加え、感染が拡大する新型コロナウイルスへの対策を怠っているなどとして国民の不満が広がり、大統領の退陣を求める抗議活動も相次いでいます。

ルカシェンコ大統領はこれまでも言論弾圧など強権的な統治を続けてきましたが、選挙を前に、みずからに批判的なメディアに対する圧力を一段と強めています。

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