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ベラルーシでは、去年8月に行われた大統領選挙が不正だったとして、ルカシェンコ大統領の退陣を求める抗議活動が全国に拡大し、マリヤ・コレスニコワ氏は、強権的な政権に抗議する反政権派組織の女性幹部として注目されました。

これに対し、政権側は反政権派組織への圧力を強め、組織のメンバーは国外に逃れることを余儀なくされていましたが、コレスニコワ氏は首都ミンスクにとどまり、政権交代を訴え、去年9月、当局に拘束されました。

ミンスクの裁判所は6日、コレスニコワ氏に対して国家権力を違法に奪うことを共謀した罪などで懲役11年の実刑判決を言い渡し、また、反政権派の別の幹部にも懲役10年の実刑判決を言い渡しました。

これに対し、アメリカのブリンケン国務長官は「政治的な動機によるもので、恥ずべき判決だ」と厳しく批判しているほか、EUヨーロッパ連合の報道官も「政権が国民の人権や自由を軽視し続けていて遺憾だ」として、拘束されている政治犯やジャーナリストを速やかに釈放するよう求めています。

一方、ルカシェンコ大統領は、9日には後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領と会談する予定で、欧米側の相次ぐ批判にもかかわらず強気の姿勢を崩していません。

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