ノルドストリーム2で対策必要 欧州安保の脅威防ぐ=米国務長官 https://t.co/pA6MLs3sMZ
— ロイター (@ReutersJapan) 2020年7月31日
ポンペオ米国務長官は30日、ロシアが進める欧州向けガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」について、欧州の安全保障上の脅威ならないにようにするため、米国はあらゆる措置を講じるとした上で、一段の対策が必要との見解を明らかにした。
ノルドストリーム2は、ウクライナを迂回(うかい)し、バルト海経由でドイツにロシア産ガスを輸送する。ロシアはこのパイプラインにより、ドイツへのガス輸送量を倍増させるとともに、ウクライナから巨額の通過料を奪うことを狙っている。米国はロシアの欧州への政治的、経済的影響力が強まる可能性を懸念している。
ポンペオ国務長官は上院外交委員会で、「さらに対策が必要だ。議会通過すれば、これらの措置を行使する用意がある」と述べた。
超党派の米上院議員グループは先月、ノルドストリーム2に絡む現行制裁措置の拡大法案を提出。追加措置には、保険や再保険、パイプライン敷設事業などに従事する関係者への罰金なども盛り込まれた。
ロシアのプーチン大統領は、ノルドストリーム2は今年後半か来年に稼働するとの見通しを示している。稼働すれば、欧州に液化天然ガス(LNG)を輸出する米国のもくろみが妨げられかねない。
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