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ソビエトベラルーシで、ルカシェンコ大統領の6選が確実になったことへの抗議活動が、国営企業などでも相次いでいるとメディアが伝えました。大統領の厳しい管理下にある企業で抗議活動が行われるのは極めて異例です。

ベラルーシでは、今月9日に行われた大統領選挙で、現職のルカシェンコ大統領の6選が確実になりましたが、選挙に不正があったと抗議するデモが首都ミンスクなどで連日行われ、これまでにおよそ7000人が拘束されました。

ベラルーシの市民から寄せられた情報や動画をもとに現地の情勢を伝えているインターネットメディアは、13日、7つの国営企業などでもルカシェンコ大統領の続投に抗議する活動が行われたと伝えました。

このうち大型トラックなどを製造している企業「ベルアズ」では、工場で数百人の従業員が行進し「出て行け」などと、ルカシェンコ大統領の退陣を求める抗議活動をしているとする映像を発信しています。

ベラルーシでは、ルカシェンコ大統領がソビエト時代の大規模な国営企業を温存し、厳しく管理することで経済が成り立ってきましたが、こうした企業で抗議活動が行われるのは極めて異例です。

このメディアは「企業が大統領の管理下にないことを示せば、このシステムは破綻する」と経済の混乱につながる可能性もあると指摘しています。

ベラルーシの首都ミンスクでは13日、女性たちが花を手に集まり、ルカシェンコ大統領の続投に抗議しました。

女性たちは、町なかのとおりに沿って1列にならび、とおりかかる車に向かって白や赤など色とりどりの花を掲げ、抗議の意思を示していました。

ベラルーシでは、ルカシェンコ大統領の6選が確実になったことに対する抗議活動が続いていて、インターネットメディアは13日、首都ミンスクの路上で、警察官が走行してきた車の車体を突然棒でたたいたあと、中から出てきた男性を抑え込んで拘束する映像を公開しました。

町なかでは、車のクラクションを鳴らしてルカシェンコ大統領の続投に抗議している人も多く、警察はこうした人たちを次々に拘束しているとみられます。

また、目が腫れるほどに警察官に殴られたという別の男性はロイター通信に対して、「違法なことは何もしていないのに殴られてトラックに押し込められた」と話しました。

これまでに拘束された人はおよそ7000人に上っていて、ベラルーシの人権状況を調べているアナイス・マラン氏など、国連の特別報告者5人は13日の声明で、「警察の暴力に憤慨している。いかなる状況にあっても身体的に傷つけられたり不当に拘束されたりしてはならない」と強く非難しました。

そのうえで、国際社会がルカシェンコ政権に圧力をかけて暴力をやめさせるよう訴えました。

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