https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

中国の王毅外相は、25日、ヨーロッパ歴訪の最初の訪問国イタリアで、ディマイオ外相と会談し、ともに記者会見しました。この中で、王外相は、「新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めての外国訪問でイタリアを訪れたが、これは、中国がイタリアを重視していることの表れだ」と述べました。これに対し、ディマイオ外相は、「中国がわれわれの重要な経済のパートナーであることに疑いはない」と応じました。

両外相は、会談で感染拡大によって深刻な打撃を受けた経済の回復に向けて中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」などを通じて、協力を進めることを確認しました。

また、香港国家安全維持法をめぐってディマイオ外相が「香港の市民に保証された、高度な自治が維持されることが極めて重要だ」と指摘したのに対し、王外相は、「法律は、一国二制度を安定的に発展させるために必要なものだ」と述べ、理解を求めました。
王外相は、来月1日までイタリアやフランス、ドイツなどヨーロッパ5か国を歴訪する予定で、新型コロナウイルスへの対応や香港の問題などをめぐってヨーロッパで中国への警戒感が高まる中、関係の維持を求めるねらいです。

#EU

中国国防省の呉謙報道官は、25日夜、談話を発表し、中国東北部などを管轄する人民解放軍の「北部戦区」が実弾演習のために設定した飛行禁止区域に、25日、アメリカ軍のUー2偵察機が無断で入り、中国側の演習を妨害したとして強く非難しました。

この中で、呉報道官は、「誤解やミスを誘発して海上や空中での事故にもつながりかねないあからさまな挑発行為で断固として反対する」として、アメリカ側に厳重に抗議したことを明らかにしました。

中国当局は、「北部戦区」が管轄する北部の渤海のほか、黄海南シナ海で、8月下旬からそれぞれ軍事演習を行うとして、期間中、この海域に入らないよう警告を出していました。

中国軍はこのところ立て続けに軍事演習を行っていて、台湾や南シナ海をめぐって関与を強めるアメリカをけん制するねらいがあるとみられます。

エスパー国防長官は今週、ハワイやグアムを訪問して、アジア太平洋地域を担当するアメリカ軍を視察するのを前に、アメリカの新聞に国防総省は中国に備えている」と題して寄稿しました。

この中でエスパー長官は、中国人民解放軍について「20世紀に西側諸国が当時のソビエト軍を研究し対処したように、世界は中国軍を研究し、備えなければならない」と警告しました。

さらに「中国軍は国家のためではなく、中国共産党のための軍隊だ」としてベトナムの漁船を沈め、マレーシアの石油ガス開発を妨害するなど周辺国に対して攻撃的な行動をとり続けている」と批判しました。

そのうえで、アメリカは中国共産党の影響力の拡大を阻止するため、同盟国や友好国の結束に努めていると強調し、各国に対して国際的な価値観やルールを共有していない中国軍との関係を見直し、縮小も検討するよう呼びかけました。

エスパー長官は、ハワイやグアムで関係国の閣僚や高官と会談する予定で、中国軍の脅威を前に各国から協力を引き出し、国際的な包囲網を築くねらいもあるものとみられます。

中国海事局は、今月24日から今月29日までの間に中国南部の海南島から東南の方角の南シナ海の海域で軍事演習を実施するとして、期間中にこの海域に入らないよう船舶に警告を出しています。

これについて、ベトナム外務省の報道官は26日、声明を発表し、中国が南シナ海西沙諸島(英語名・パラセル諸島)で繰り返し実施している軍事演習は、ベトナムの主権を侵害し、南シナ海の平和と安定、協調の維持に資さない」として、中国に演習の中止を求めたことを明らかにしました。

ベトナムは、南シナ海で中国と領有権を争っていて、ことし4月に、中国海警局の船がベトナム漁船と衝突し、漁船が沈没したほか、中国が南シナ海の島々への行政区の設置を発表するなど、活動を活発化させていることに警戒を強めています。

#東南アジア

#反中国
#対中露戦

d1021.hatenadiary.jp