フランス大統領 ベラルーシ反政権派と会談 仲介支援へ #nhk_news https://t.co/BWFmqOuGAt
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年9月29日
ベラルーシでは先月行われた大統領選挙の結果が不正だとして、市民がルカシェンコ大統領の退陣を求める大規模な抗議活動を続けるとともに、反政権派は政権交代に向けた話し合いに応じるよう政権側に求めています。
こうした中フランスのマクロン大統領は29日、リトアニアで反政権派のチハノフスカヤ氏と会談しました。
現地メディアによりますとマクロン大統領は、OSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構の仲介で反政権派と政権側の対話が実現するよう支援する考えを伝えたということです。
一方、チハノフスカヤ氏もフランスの対応に謝意を示したうえで、「ベラルーシ国民はことし中に新しい大統領選挙が行われることを望んでいる」としてフランスなどの働きかけで政権側との対話が始まり、政権交代に向けて動きだすことに期待を示しました。
ただ、ルカシェンコ氏は今月23日、6期目となる大統領の就任式を強行するなど、ロシアを後ろ盾としながら権力を維持する姿勢を強めていて、反政権派はルカシェンコ政権に対する圧力を強化するよう国際社会に訴えています。
イギリス政府は、旧ソビエトのベラルーシで、大統領選挙のあと、反政権派や市民への人権侵害が相次いでいるとして、ルカシェンコ大統領などに対し資産凍結などの制裁を科したと発表しました。
カナダも同様の措置をとったとしています。
ベラルーシでは、先月(8月)の大統領選挙で、ルカシェンコ大統領が当選したとしていることへの抗議活動が続いていて、政権は、反政権派の幹部や政権を批判する市民を拘束するなど、圧力を強めています。
これについてイギリス政府は、29日、ルカシェンコ大統領など8人に対し、イギリス国内の資産の凍結や渡航の禁止を含む制裁を科したと発表しました。
また、カナダ政府もイギリスと連携するとして、同様の制裁を科したということです。
イギリスのラーブ外相は、「不正な選挙の結果を受け入れることはできない。ベラルーシの市民への暴力的な行為に対し、責任をとらせる必要がある」とコメントしています。
#EU
アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘 ロシアが停戦呼びかけ #nhk_news https://t.co/0cqQ6bJcoh
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年9月29日
アゼルバイジャンとアルメニアの間では、アゼルバイジャン西部に位置するナゴルノカラバフ自治州を巡って大規模な戦闘が27日、再燃し、双方合わせた死者の数は29日までの3日間で民間人16人を含む100人にのぼっています。
この地域で強い影響力を持つロシアのプーチン大統領は29日、アルメニアのパシニャン首相と戦闘が始まって以来2度目の電話会談を行い、深刻な懸念を示したうえで戦闘の停止が急務だとして双方に停戦を呼びかけました。
今回の戦闘では、地域の大国であるトルコがアゼルバイジャンを全面的に支持する姿勢を示しています。
これに対し、アルメニアのパシニャン首相は29日、「トルコ軍はすでにアゼルバイジャン領内にいて、軍事作戦を主導している」とトルコを名指しで非難しました。一方、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、「トルコはいかなる形でも戦闘に参加していないし、その必要もない」と反論するなど、トルコの動向を巡って非難の応酬が続いています。
国連安保理が緊急会合 アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘で #nhk_news https://t.co/xqe4vrVjrn
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年9月30日
アゼルバイジャンとアルメニアの間では、アゼルバイジャン西部に位置するナゴルノカラバフ自治州を巡って大規模な戦闘になり、29日までの3日間で死者は双方合わせて100人に上っています。
この事態を受けて、国連の安全保障理事会は29日緊急の会合を開き、議長を務めるニジェールのアバーリ国連大使は、各国が大規模な戦闘に懸念を示し、双方の武力の行使を厳しく非難するとともに、民間人の犠牲が出たことに遺憾の意を表明したことを明らかにしました。
そして、国連のグテーレス事務総長による即時停戦の呼びかけを支持するとしたうえで、これまで両国の紛争解決の仲介に当たってきたOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構が中心的な役割を果たすことを全面的に支援し、両国には対話の再開に向けてOSCEと取り組むよう求めています。
一方、国連総会では29日、両国の代表が今回の戦闘について相手側を非難する場面もあり、対立の根深さを国際社会に印象づけました。
アルメニアは停戦拒否 アゼルバイジャンとの戦闘長期化懸念 #nhk_news https://t.co/YCiZUgekvw
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年9月30日
アゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフ自治州をめぐる大規模な戦闘は4日目に入り、アゼルバイジャン軍が自治州の北部への攻勢を強めています。
アルメニア国防省の報道官は30日、SNSで、アゼルバイジャン空軍が、ドローンやミサイルを使った空爆を仕掛けているとしたうえで、「ドローンはトルコで製造されたものだ」とアゼルバイジャンを支持する姿勢を示しているトルコを非難しました。
今回の戦闘をめぐっては、この地域で強い影響力を持つロシアのプーチン大統領が29日、双方に停戦を呼びかけています。
これについてアルメニアのパシニャン首相は30日、首都エレバンでロシアメディアの取材に応じ「激しい戦闘が続いている間はふさわしくない。対話にはそれなりの雰囲気と条件が必要だ」と、プーチン大統領が仲介する停戦協議を拒否する姿勢を示し、戦闘の長期化への懸念が高まっています。
#旧ソ連