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過激派組織ISの元戦闘員で、イギリス国籍を剥奪されているアレクサンダ・コテー被告とエルシャフィー・エルシェイク被告は、シリアで2012年から2015年にかけてアメリカ人4人が誘拐された上、殺害されるなどした事件に関与したとして、殺人の共謀罪などに問われています。

起訴状には、被告2人が、2015年に殺害された後藤健二さんと湯川※ハル菜さんの事件にも関わったと記載され、両被告について、「欧米やそのほかの市民を人質にする残忍な計画で主導的な役割を果たした」として、外国人の誘拐や殺害で重要な役割を担っていたとしています。

9日、南部バージニア州の連邦地方裁判所で行われた審理では、オンラインで出廷した両被告がいずれも無罪を主張しました。

裁判所は、来年1月15日に次の審理を行うとしています。

インターネットを使って犯行声明や映像の発信を繰り返したISによる一連の事件は、世界に大きな衝撃を与えたことから、今後の裁判で事件の詳細がどこまで明らかになるのか、関心が集まっています。

※「しんにょう」に「揺」のつくり(右側)で、「しんにょうの点は1つ」。

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