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イギリスがことし1月にEUを離脱したあと、双方は急激な変化を避けるための移行期間に入り、自由貿易協定などの交渉を続けてきましたが、立場の隔たりが埋まらないまま、イギリス側が設定した今月15日の交渉期限が過ぎました。

EUは15日の首脳会議で今後数週間、交渉を続けることで一致し、イギリス側に譲歩を促しました。

これに対してイギリスのジョンソン首相は16日、声明を発表し、交渉打ち切りは表明しませんでしたが、EUが姿勢を根本から変えなければ交渉を続けず、移行期間が年末で終わったあとは、双方の間の貿易に関税が発生する事態を受け入れる用意があると述べました。

EUのフォンデアライエン委員長はツイッター「交渉を加速させるためEUの交渉チームは予定どおり来週ロンドンに行く」と投稿し週明けから再び交渉を行う方針を示しました。

ただ交渉に残された時間がますます少なくなる中で、双方が互いに譲歩を求める状況は変わらず、交渉の行方は一層不透明になっています。

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